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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2020/07/15 |
JAN | 9784758413541 |
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商品レビュー
2.7
4件のお客様レビュー
幕末から明治にかけての榎本武揚絡み。 いろんな人がいろんな切り口で、この時代を描いて来てる。史実は一つだが、解釈とか、ましてや小説だし、性格設定とか行動原理とかが各々で正直、混乱することもあるね。 この本は、なんかみんなそこがぼんやりしている感じ。薄い。 んで、会話文が下手と...
幕末から明治にかけての榎本武揚絡み。 いろんな人がいろんな切り口で、この時代を描いて来てる。史実は一つだが、解釈とか、ましてや小説だし、性格設定とか行動原理とかが各々で正直、混乱することもあるね。 この本は、なんかみんなそこがぼんやりしている感じ。薄い。 んで、会話文が下手というか、誰が喋ってるのかスッと入ってこなくて読み返すことも多々あって、のめり込んで、というわけにも行かなかったかな。
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榎本武揚と澤太郎左衛門。ほとんど二人の艦上での対話で話が進む。それなのに、会話の話者が誰なのか、すぐに見失ってしまう。あまり人物描写を大事にする作家さんではないのか、それとも私の読解力に問題があるのか。大筋に関しては歴史ファンなら誰もが知っている話。「ここはじつはこうだった」とい...
榎本武揚と澤太郎左衛門。ほとんど二人の艦上での対話で話が進む。それなのに、会話の話者が誰なのか、すぐに見失ってしまう。あまり人物描写を大事にする作家さんではないのか、それとも私の読解力に問題があるのか。大筋に関しては歴史ファンなら誰もが知っている話。「ここはじつはこうだった」といういくつかのディテールが本書の肝だと思うが、本筋がまったく盛り上がらないので、「なるほどそうですか」という感想で読了した。史実に忠実といえばそうなんだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ロジカル時代小説(勝手に命名)の旗手上田秀人先生が描く幕末小説、鳥羽伏見の戦いが討幕に至ったのは徳川慶喜の責任であるが(決めつけ)、世界最新式の軍艦〈開陽丸〉を手にした榎本武揚と右腕澤太郎左衛門は「海軍の出番」を記念に作りたかった そして開陽丸は北へ、蝦夷地へ向かう 本書のラストで死んだ澤太郎左衛門は開拓奉行として蝦夷共和国では最後まで戦っていた(榎本降伏から1週間)が、明治31年に訃報を聞いた勝海舟が「おいらの友さ」としゃれた終わり方となっている ロジカルな部分 その勝海舟が、駿府に徳川家移封されるときに海軍に見守りを頼んだ おかげで仙台行が遅れ、奥羽越列藩同盟が瓦解するのだ 早く来ればどうなった? 恩を着せる同盟が榎本らを擦り減るように使いまわす 勝の引き留めは、旗本たちをおとなしくさせる為 その一方で榎本達を護るため 澤は見抜いていた 榎本は大将の器量がない 賢しらな勝だが、正直噴飯ものな作戦 勝には実が無いと思う(´・ω・`)
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