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明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2020/07/08 |
JAN | 9784120053207 |
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明治を生きた男装の女医
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商品レビュー
4.2
8件のお客様レビュー
2020年10月15日再版発行・帯なしです。表紙カバーに軽度の傷があります。本文には、折れ、傷、汚れ、文字・傍線などの書き込みはありません。ご利用をお待ちしております。 出荷元 書幸楽【次回の発送は10/7(土)でございます。】
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※このレビューにはネタバレを含みます
瑞先生は、男尊女卑的な強い男女差別が存在し、周産期含め医療の低い水準の社会の中で、身近な人の死、夫からのDV、男女差別に苦しんできた。 そしてそんな自身の経験をもとに、さらにしかしそれだけでは説明しにくい凄まじい努力と行動力で、周囲の人や国に影響を与えて、ついに、女性に開かれていなかった医者への道を日本に作ってくれた。 瑞先生が生きた19世紀末は、女性が仕事をするなんて、まして医師になるなんて全く考えられない時代だった。 女性は、子宮という「故障しやすい」臓器を持つために脆弱で、知能も低く、月経時には精神に異常をきたすとか思われており、月経は「神聖な」手術室を穢すなどとまで言う人もいた。 瑞先生たちの誕生をきっかけに女性医師が増えてくると女医亡国論(女医が医療を悪くし国を滅ぼす)を唱える人も出てきていた。 現在、女性の社会進出がすすみ、女性医師も増え、男女平等が唱えられている。 果たしてもう女性医師への差別はなくなっただろうか。 全くそんなことはない。女性医師も、様々な面で男性医師とは違う扱いをされている。また未だに女医亡国論めいたことを口にする人もいる。 本書により、19世紀末の生々しく過酷な男女差別の状況を知ることができた。 瑞先生の奮闘は本当に凄い。ただ真似できない。特定の個人に依存するような社会活動はいけない、とも思った。瑞先生のような行動力はない私だが、何かできることを少しでもしていきたい。
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圧倒的男性優位な時代に国を相手に奮闘した女医のお話。瑞先生以外の女性陣も魅力的で、図書館本でしたが購入しようと思いました。女医の誕生が性病に苦しむ女性やお産がきっかけだったとは知らなかった自分が女性として恥ずかしい。 終盤に瑞先生が研修生に発する言葉が昨今を表していて衝撃です。
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