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生き抜くための12のルール 人生というカオスのための解毒剤
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2020/07/07 |
JAN | 9784022516923 |
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生き抜くための12のルール
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商品レビュー
3.2
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第一の感想としては非常に難しい。 ノーマンドイジ博士の寄稿文にもあるとおり、著者は話好きなんだろうなと思うくらい、しっかり読まないと話がどんどん逸れていっているように感じるし、全部を理解はできない。 中にはあまり賛同できない意見もあった。 ただ、敗北したロブスター(セロトニン)の話や、飼い犬には薬を与えるのに自身は全く飲もうとしないなど、あたりまえながらはっとする気づきも多い。 特に、人間は他の動物とは違い、犠牲(労働など)により満足を先送りにできる(社会契約に結び付く)という点は、目の前の快楽に飛び付かないようにする自制にはとても良い気づきになった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【虚無感に陥らない、敬虔な生き方】 敬虔な方なのだろう、と思った。 著者が初めに論じられているように、人は分かららないものについて、宗教やストーリーを通して折り合いをつける。 でも、そんな宗教、イデオロギーに殺されることがないように、物語が人を救うものであるように、と著者が願っているように思う。 ・・・ この本では、キリスト教に加え、道教や文学作品、時には生物学的知見も参照されていて、でも聖書の引用がとても多かった。 とくに恥と罪の意識みたいなところは、ああ、こういうふうな思考回路でキリスト教は人々を支えてきているのだなーと考えたりしていた。 そして著者も時々引用するように、これはキリスト教に限った話ではなく、何らかの形で同じようなストーリーがいろいろな文化圏で紡ぎ出されていて、 一方で今日世界がより均一化し、宗教的権威も低下している中で、虚無感に陥らずに、人生にとって大事なこと、をもう一度突き詰めて考えてみる、そんな試みでもあるように思った。 ための行動選択を採れるといいな…。
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「この本はマッチョイズムだ」という指摘が、ハードな現実に対して一体どのような批判力を持つだろうか?真に暗くて惨めで辛い場所から生き延びるために、または二度とそこに行かないようにするにはジョーダンピーターソン先生の強い言葉が必要なのだろう。 一つの領域に対して明示的かつ多面的な表...
「この本はマッチョイズムだ」という指摘が、ハードな現実に対して一体どのような批判力を持つだろうか?真に暗くて惨めで辛い場所から生き延びるために、または二度とそこに行かないようにするにはジョーダンピーターソン先生の強い言葉が必要なのだろう。 一つの領域に対して明示的かつ多面的な表現によって説明がなされている。さらには体験談、比喩表現、詩的表現、引用を多用することによって、どうにか著者と同じ主張を、言葉レベルではなく肌感覚のレベルで感じ取れるように表現しきったかなりの労作である。ただそのような労力が冗長さに繋がっているのも事実だ。 支配と服従の構造と、正のフィードバックの説明は非常に興味深かった。なにより残酷するぎる競争社会の不条理を明示的に解説してくれたことが自分にとっては慰めになった。敗北は負け組の思考を作り上げる。それはロブスターと同じで神経科学的に作られているのだから驚きだ。さらに負けが負けを呼ぶスパイラルの説明、さらには敗北者の内面描写の生々しさが著書の説得力を上げている。おそらく著者も同じことを思ったことがあるのだろう。私は彼の足跡を敬意を払いながら辿らねばならない。 「何を望むかで何を見るかが変わる」という話は私の人生に重要な示唆を与えたように思える。価値構造が私の視界を、いやそれ以上に認知レベルで世界の捉え方を変えているのだ。我々は自らの認識の枠組みの歪みに気づくのが下手である。なぜなら全ての思考は現在の認識の枠組みを通ることによって評価されるが、その枠組み自体が枠組みの中を通ることはないからである。しかし不快という感情から何かがおかしいと気付くことができる。そこから今自分が執着しているもののくだらなさを認めることができれば、認識の枠組み=価値構造を修復する時期が来たと気付くことができる。その修復にも辛抱強い努力と考察が必要なのだが。
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