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いのちはのちのいのちへ 新しい医療のかたち
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アノニマ・スタジオ/KTC中央出版 |
発売年月日 | 2020/06/30 |
JAN | 9784877588083 |
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いのちはのちのいのちへ
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
この本とは、運命的な出合いだったな、と思っている。 そのとき最寄りの本屋さんで、”アノニマ・スタジオ 20周年フェア”をしており、そのコーナーの本棚には、デザイン展如く、素敵な装丁の本が並んでいた。その光景に心が躍ったし、これも出合いだ、と思い、一番にビビッときた本を手にとった...
この本とは、運命的な出合いだったな、と思っている。 そのとき最寄りの本屋さんで、”アノニマ・スタジオ 20周年フェア”をしており、そのコーナーの本棚には、デザイン展如く、素敵な装丁の本が並んでいた。その光景に心が躍ったし、これも出合いだ、と思い、一番にビビッときた本を手にとった。 『いのちは のちの いのちへ -新しい医療のかたち-』 驚いた。今のわたしが読むべき本なのでは・・ 病院で働いていると、現在の医療(病院)の在り方について、違和感を感じる。 対症療法じゃ、根本的改善にはならないよね・・ 救命が幸せに直結するとは限らないんだな・・ どうして健康より目先の仕事を優先する風潮なの? 医療って、何のためにあるの?? 予防医学の教育をもっとすべきだし、個人の幸せを、健康をもっと尊重すべきだし、、とは言え、現実的な具体案というのは思いつけないし、そんな綺麗事だけで経済は成り立たないのだろう。 理想と現実って、どうしてこうもうまく折り合いがつかないのだろう。 こんなぐるぐるした思考が、出口を見つける手がかりとなるような地図を、見つけた気がした。 最初は、なんだか抽象的すぎる?と思ったが、その抽象概念こそが大切なのだと気づいた。この概念を元に、具体的な何かを創造するのは、その場にいる、わたしたちなのだ。著者も述べていた。 本来的に私たちは全員が違うからこそ、場自体もいろいろなかたちが誕生し得る。だから私は、固定化した具体的なかたちで表現することができない。(p.247) 具体例も紹介されており、「ホスピタルアート」=病院の中で、アートの力を生かそう、という、頼もしい試みがあることを知った。欧米の「1% for Art」(=公共建築などにかかる費用の1%をアートのための費用として必ず使おう)という考え方をもとにしているという。 そういえば、神戸の街も、最近なんだかアーティスティックになってきている。ただの”目的地”や”通り道”ではなく、”心が動く場”になっている。アートがこうして生活の中に入り込んでくるのって、こんなにわくわくすることなんだ。 また、グサッと刺されるようなことも教えてもらった。 私たちは「名詞としての仕事」に就きたかったのだろうか。例えば、人を元気にしたい、人の役に立ちたい、楽しく過ごしたい、など、素朴な思いが核にあるのではないだろうか。それは簡単に職業や仕事という概念におさまりきらない、人の思いが発端にある。(p.124) わたしは、資格がもつ名詞としての仕事に、とらわれ過ぎていた。どの業種も職種も関係ない。それぞれに無限大の可能性をもっているのだと思えた。自分が、仕事の幅を狭めていたに過ぎなかったんだ。 わたしは大きな社会に組み込まれた一員でしかなく、その流れを変えるにはあまりにちっぽけで無力だ。でも、こうして新しい医療の在り方を模索し、発信している方がいて、新しい概念を生み出している方、それを実践している方がいることを知った。きっとみんな、ぐるぐる考えながら、やっている。それに、声をあげて賛同したい、と思った。変えることをゴールにするから、1歩目を見失うのだ。変えられなくとも、「今の医療の在り方に異議あり!こんな考え方もあるよ!」って、発信することは、できる。
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医療の話しというより、社会論的です。 いのちについて様々な角度から考える本。 「世の中こうなれればいい」という話しもあるので 人によっては理想論のように感じることもあるかもしれませんが、確かに...と感じるものも多く、本当はそれが叶う世の中になればいいのにとも思います。 ああ、...
医療の話しというより、社会論的です。 いのちについて様々な角度から考える本。 「世の中こうなれればいい」という話しもあるので 人によっては理想論のように感じることもあるかもしれませんが、確かに...と感じるものも多く、本当はそれが叶う世の中になればいいのにとも思います。 ああ、しっかりされた良い方だなというのが率直な感想。(何様感ですみません汗) 知識も現実世間も様々なことを知っていて、 本当に必要な核心をつかんでいる。 賢人という印象でした。 いのちの向き合い方について、 社会に問いかける深い1冊
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ありふれた内容。 きれいな言葉でつづられていますが、医師独自の視点でもう少し深い内容が欲しいと思う。
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