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デンジャラス 中公文庫
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デンジャラス 中公文庫

桐野夏生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/06/24
JAN 9784122068964

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商品レビュー

4

20件のお客様レビュー

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2024/01/27

君臨する男。寵愛される女たち。文豪・谷崎潤一郎が築き上げた理想の〈家族帝国〉と、そこで繰り広げられる妖しい四角関係-。桐野夏生が、燃えさかる作家の「業」を描く。

Posted by ブクログ

2023/01/04

谷崎潤一郎没後50年・中央公論新社130周年を記念して書かれた、オマージュの内の一冊。 2017年は本当に豪華な作家達が谷崎へ傑作を寄せていた。 本書は『細雪』に登場する姉妹の中でも主要人物であった「雪子」のモデルとなりながら、手記や書簡と言った声を残さなかった「重子」に語らせ...

谷崎潤一郎没後50年・中央公論新社130周年を記念して書かれた、オマージュの内の一冊。 2017年は本当に豪華な作家達が谷崎へ傑作を寄せていた。 本書は『細雪』に登場する姉妹の中でも主要人物であった「雪子」のモデルとなりながら、手記や書簡と言った声を残さなかった「重子」に語らせる。 重子(あくまで本書に登場する彼女の意で)は義兄の芸術に自らが採用された事を生涯、精神の拠り所としていた。 しかし、その愉悦と義兄に守られた平穏はある日、突然に破られてしまう。 義理の娘・千萬子の登場である。 浮世と一線を引く様な姉妹にとって千萬子は新時代の象徴であるのみでなく、芸術のミューズの座を奪う脅威と捉えられていた。 画家の祖父を持つ千萬子は文学にも造詣が深く、谷崎と同等に渡り合う。 更には離れて暮らす谷崎と一日に何通もの速達を送り合う事で、周囲に憚る様子も次第に無くなっていった。 本書には谷崎晩年の隆盛と芸術の源泉、それに翻弄される人間模様をねっとりと描く。 谷崎と桐野氏の共通点は正に、この粘度と言えようか。 谷崎が作中で発する言葉は極めて少ないながら、逆に存在感が強調される様でもある。 幾ら虚実綯い交ぜの創作と言え、最愛の妻・松子さんさえ脅かした(可能性の高い)人物が居た。 それに驚く読者も多い事だろう。 彼女は平成13年に、何を思って200通を超える往復書簡を公開したか。 谷崎の死後に出版された松子さんの随筆『倚松庵の夢』とは恐らく意味合いも、思惑も違っているだろう。 一冊の本がまた次の本を呼ぶ、読書の佳味である。

Posted by ブクログ

2022/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

谷崎潤一郎の私生活がよくわかった。 作家に対する理解が進むことと、作品世界への憧れや没頭の深さは反比例するのだということもわかってしまった。 著作から谷崎潤一郎は女性の感覚が分かる男性だと思っていたのだけれど、そうではないのだな、女を利用する根っからのワガママな男性なのだなと痛感した。さみしくなった。

Posted by ブクログ

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