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むすぶと本。 『外科室』の一途 ファミ通文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/06/30 |
JAN | 9784047361607 |
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むすぶと本。 『外科室』の一途
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商品レビュー
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本の声が聞こえる、榎木むすぶ。 駅の貸本コーナーで出逢った児童書が探す本当の持ち主探し、ラノベ作家のまゆまゆに力を貸し、学校で突然奇行に走った男子生徒の謎を解き、無人島の夏休みを本と満喫。 そして、町の図書館で出逢った本の悩みを解決する。 登場する本がまゆまゆ以外はとても身近に...
本の声が聞こえる、榎木むすぶ。 駅の貸本コーナーで出逢った児童書が探す本当の持ち主探し、ラノベ作家のまゆまゆに力を貸し、学校で突然奇行に走った男子生徒の謎を解き、無人島の夏休みを本と満喫。 そして、町の図書館で出逢った本の悩みを解決する。 登場する本がまゆまゆ以外はとても身近にある本たちで、他人事に思えなかった。私も本に憑かれてしまいそう。 本は読むたびに違う解釈ができて、その時その時で見せてくれる景色が違うもの。 それを改めて感じさせてくれるお話だった。 ただなー、長夜姫はいらないかなー。
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本屋で偶然見つけた本。”文学少女”シリーズが好きだったが、著者の小説がだんだんと自分に合わないと感じており最近はあまり読まなくなっていたが、「外科室」というタイトルを見て、泉鏡花『外科室』を題材にした小説なのかと一気に興味が湧き、衝動買いした。 第一話 登場人物「早苗」で、...
本屋で偶然見つけた本。”文学少女”シリーズが好きだったが、著者の小説がだんだんと自分に合わないと感じており最近はあまり読まなくなっていたが、「外科室」というタイトルを見て、泉鏡花『外科室』を題材にした小説なのかと一気に興味が湧き、衝動買いした。 第一話 登場人物「早苗」で、”文学少女”にいたサブヒロイン「琴吹ななせ」を思い出した。私が今まで読んだ小説に出てくる負けヒロインの中でも、屈指の不憫さ。最終巻が出て、彼女のファンはどんなに胸を引き裂かれる思いだったろう。 軽く調べると、「早苗」は次巻以降も登場するようだ。生まれ変わった(?)この世界で、今度こそ幸せになってほしい。 第二話 この物語で挿絵が男というのはどういうことだろう。 第三話 元ネタのなった小説、読んだことがあるにも関わらず種明かしまで分からず悔しい思い。主人公が話す小説の解釈のしかたが面白くて、元の小説を読み返してみたくなった。自分も、あの小説を読んだ時は色々悩んでいた頃であり、結構ダークサイドな物語だと思っていたけれど、こういう読み方もあるんだなと。 第四話 『十五少年漂流記』はまだ読んだことがなかった。この話自体が短めの掌編なので読んでみたいとまではいかなかったが、読めばこの短篇もより楽しめるかと思うので、近いうちに読んでみる。 第五話 表題作。一番良かった。 泉鏡花『外科室』、私も非常に心を動かされた短篇。この『外科室』がネタ本としてつかわれているこの短篇は、見方によっては不道徳な色も帯びており、それは『外科室』が作中で朗読されるところで、登場人物にも指摘される。 私自身、『外科室』を読んだ際はその善悪を越えた芸術というか究極の恋愛というか、そういったある種何かを超越した物語として受け止めていた。しかしながら、『外科室』も『『外科室』の一途』も、そして過去の”文学少女”シリーズも、今になって思えば切り口によっては不道徳な物語だっただろう。第一話の感想にも書いたとおり、サブヒロインの不憫さはまさにそれで、最終巻の「ななせをバカにするな」という台詞は今でも印象に残っている。万感の思いで物語を終えようとしているのだろうが、お前が幸せに感じている物語が正解だと思うな、お前に幸せになる権利があると思うな、という呪いのようにも感じられた。 小説が善や悪で語れない混沌とした感情を描くのに適したツールであることをまざまざと感じさせてくれる短篇だったと思う。 全体を通じて”文学少女”よりもずっとライトな印象だけど、いかにも文学臭いどす黒い成分を掬い取る余地も残された小説だなと感じた。終わり方もなかなかに不穏。そこにゾクッときてしまった私は、結局ストレートな感情をぶつけ合い人が傷付き合う壮絶な物語を求めているのかもしれない。 ヒロイン夜長姫は何の本なのか、とかも気になるところ。痛みを纏うヒロインというと『舞姫』『不如帰』あたりが浮かんでくるのだけど、近世以前ならもう自分には分からないし…… いずれにせよ、次を読むのが楽しみだ。
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作風は、すきなんだ……!だから読みたい。読む。困ったもんだ。 外子さんは、すきかなー。あと男子はかわいい。 ところでおまけ部分の夜長姫は顔文字の使い方がへたすぎないか。 似たような覚えが……以前にも……ああ。 ない方がぜったい伝わると思う、、なぜこんなことに、、
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