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発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/06/12 |
JAN | 9784041092910 |
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発酵文化人類学
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商品レビュー
3.8
20件のお客様レビュー
科学としての発酵と、それを取り巻く文化人類学の融合。 してへん。 発酵について知りたければ他に山ほどいい本がある。 特段学術書ではなく、若干の啓蒙を狙ったエッセイと無理やり理解するのだが。 酵母の機能を、人間の文化としての贈与経済に置き換えたりとか何言ってんだ。意識高い系の...
科学としての発酵と、それを取り巻く文化人類学の融合。 してへん。 発酵について知りたければ他に山ほどいい本がある。 特段学術書ではなく、若干の啓蒙を狙ったエッセイと無理やり理解するのだが。 酵母の機能を、人間の文化としての贈与経済に置き換えたりとか何言ってんだ。意識高い系の「自然さんありがとう」か。 大体文体が合わない。 無駄なカタカナが多い。変に馴れ馴れしい語りかけで。 ブリコラージュのイノベーションがオールドスクールなユニークさをギフトエコノミーにしてヒャッハーなんだね、みたいな。 こういうの、感性とちょっとした言葉遣い、タイミングや体調、天候あたりまで受け入れられるかどうか影響がしてくる気がして、後半のこれは面白そうな具体的な蔵に話になる頃には気持ちがささくれてて、無理になってた。 合う人は楽しんでください。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者の文章の書きぶりは至って口語的でちょっと軽めなのだが、内容はしっかりとタイトル通りに「発酵×文化人類学」をやっていて、かなり読み応えがあり、面白い。『もやしもん』が好きだった人ならまず間違いなくハマる。騙されたと思って読んでみてほしい。 『もやしもん』を知らなくても、味噌、醤油、日本酒やワインやビールなどの醸造酒あたりが好きだったり、ちょっと興味があるけど詳しくは分からん、という人なら、それらを扱っている章のみ読むだけでも、相当いろんなことが分かる。「発酵」という事象の奥深さ、その「発酵」をキーワードにして人類の文化や技術について学んでいく「文化人類学」の面白さがミッチリと網羅されていて、「発酵で作られた食材・酒」も「文化人類学」も好きな自分としては、楽しめないわけがないという本だった。 400ページ近くあるが、急がずゆっくり読むのがいい。急ぐ気がなくても、面白いと感じる場所にさしかかったら、あっという間に一章まるまる読めてしまうから。
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主に日本における発酵食品の歴史や発酵の仕組みを多くのケースを用いて紹介してくれる本です。 読みものとして、非常に楽しめる内容である一方で、タイトルから期待した内容とは少し異なりました。発酵という観点から文化人類学を観るのはとても興味深かったので、比較文化論みたいな感じで文化の違...
主に日本における発酵食品の歴史や発酵の仕組みを多くのケースを用いて紹介してくれる本です。 読みものとして、非常に楽しめる内容である一方で、タイトルから期待した内容とは少し異なりました。発酵という観点から文化人類学を観るのはとても興味深かったので、比較文化論みたいな感じで文化の違いが発酵食品の違いにどう影響し、逆に土着の菌の違い(=利用可能な発酵手法の違い)が文化にどう影響するのかということを、文化間の比較を用いて知れたらもっと面白かったのに、、と思い、トリビア的なケーススタディの集積みたいになっていたのは、少し残念でした。 ただ、あくまで私の期待と違ったというだけで、発酵の奥深い世界の入り口へ案内してくれる本としては非常に面白い本だと考えます。
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