白馬山荘殺人事件 新装版 光文社文庫

東野圭吾(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2020/06/10
• JAN: 9784334790424

商品レビュー

2024/10/19

由緒正しい王道の雪山ミステリー
雪山に変わった館、そしてマザーグースの暗号
散りばめられたピースだけでワクワクします。
主人公は兄を亡くした女性とその友人で、名探偵はいません。
兄の死の真相を探るため、兄が最後に過ごしていた山荘を訪れます。
密室で毒を飲んだとされる兄は館の各部屋に飾られているマザーグースの童謡の暗号を解こうとしていた。
館に隠された秘密とは？
どのようにして密室がつくられたのか？
そして新たに起こった殺人事件の真相とは？
そこまで分厚い本ではないので、読み飽きないテンポで話は進みます。
少し前の時代設定のため、そこに違和感を感じることもあるかと思いますが、王道ミステリーを気軽に味わえる一冊です。

2024/08/21

1990年
大学生の
・ナオコ(20才)
・マコト(20才) 見た目男性風の女性
　　　　　　　　今の話だったらポリコレ
　　　　　　　　ジェンダー風なドラマに
　　　　　　　　なりそうな..
二人は友人同士

ナオコの兄が1年前
長野の山荘で自殺(だと思われる)
その真相を探る為
同じ山荘を訪れる
(去年と同じ客が泊まっている)
ペンションの部屋は
全てに
マザーグースの詩が
飾られていて
暗号になっている
この暗号をヒントに
兄の死の真相を見つけ出す

東野さんには
珍しく文が説明ぽくて..
その上自分の文化圏ではない
昔の詩(マザーグース)が
謎解きのヒントなので
勘も働かず
のめり込めなかった
謎解きに入ってからは
二転三転して..
色々な..実は〜だった話
が出てきて
良かったと思うけれど...
東野さんの小説でも
それ程面白くないかな
と感じる本もあるんだな...
と思った
20冊に1冊(5%)位は

2024/08/17

マザーグースを主軸にした、無理矢理感のある暗号解読。
解読が始まってからのスピード感がすごい分、置いて行かれてしまった。

密室トリックはわりと初歩的なもの。

犯人の特定方法も、動機も浅く、納得できず。