ゴーマニズム宣言 2nd Season(4)

小林よしのり(著者)

• 販売会社／発売会社: 扶桑社
• 発売年月日: 2020/05/25
• JAN: 9784594084936

商品レビュー

2022/10/24

知っていたけどきちんと読んだ事は無かった小林よしのり氏。
コロナ騒動で世の中に感じていた違和感。帯の『コロナパニックに踊らされるな』のコピーにそそられて購入。
薄々感じてはいたがマスコミも政治家も嘘ばかり。世の中のおかしさに気付かせてくれるが、著者の言うことをそのまま鵜呑みにしていては結局同じことだと思う。きっかけとするだけで、自分でも改めて調べて考えてみなければ。
『地域、民族、時代によって文化は違う、現代の価値観と尺度で測るべきではない。』という考え、ごもっとも。
卑弥呼＝天照大神説が興味深かった。

2020/10/30

それにしても長い戦いが多い。慰安婦、皇室の継承、対米ﾎﾟﾁ保守から派生した安部追従者、これらはもう10年以上前から続いている。今回は半島併合前の朝鮮事情を記した、英国人女性イザベラ･バードの「朝鮮紀行」という本が紹介されていた。なんでも当時の朝鮮は支配階級と一般国民の差の激しさ、儒教的男尊女卑の激しさなどかなり酷い状況ではあったようだ。まぁ現在でも妻が夫の実家に行くとこき使われるので、このコロナ禍で行かずに済み心底喜んでいる女性も多いようだから、当時は本当に大変だっただろう。勿論当時、併合は国際的にも認められているし、そのことは問題ない事象だが、現在まで遺恨がここまで続くということは、何かしら統治上の運営の拙さが日本側にあったのであろうが。この問題はいつごろまで続き、どの様な解決を見るのだろうか。
皇統の問題は、もうここにいたっては天皇家直系で行く以外どうしようもないだろう。雅子皇后陛下に対し嫁いだときから現在に至るまでの、政府、宮内庁、自称保守系ﾏｽｺﾐ･言論人等からの数多の批判･攻撃という事実を見て、秋篠宮家に嫁ぐ方が居られるのかも疑問。そもそもそれがいわゆる外国系の人かも知れず、もう男系とかそんなことはとっくに破綻している。だがはたして菅にそこまでの矜持があるか。
この巻では花田の醜悪さを開示してくれて良かった。花田やその周りに群れているような安部の足先まで舐めているような言論人は気味が悪い。

2020/06/28

本書は、コロナパニック、韓国併合、伊藤さんの裁判、天皇陛下についての作品が中心である。筆者がコロナについてどう考えるか興味があって購入した。特に印象に残っているのは、専門家と言われる人が世論を動かし、政府を動かすほどの権威になっている現状に対し、痛烈に批判していることである。専門家は、専門知はあっても、総合知がない、専門バカの原理主義が国民を洗脳し、恐怖が極大まで膨張してしまった、というのである。確かに、専門家会議の発表をメディアがどんどん報道し、過剰反応してしまったところはある。コロナとうまく付き合いながら、どう経済を回していくかを考えていくべきだと思った。上記のテーマに興味がある人にはおすすめです。