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無駄だらけの社会保障 日経プレミアシリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BPM |
発売年月日 | 2020/05/12 |
JAN | 9784532264284 |
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無駄だらけの社会保障
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
目次をざっと見たら 1 そのクスリ本当に必要ですか 2 つくられる入院患者 3 見えぬ地域医療の未来像 4 終の棲家。どこへ 5 クライシスを避けるには と 並んでいたので 読んでみました。 本を読むと 市販薬をすすめると 病院に来る人が減ってしまうので 病院経営が大変になるので 処方薬をすすめているそうです。 市販薬を多くの人が 購入することで 医療保険や税金のお金を使わないで済むのに・・・・ ジェネリック医薬品は 種類が多すぎて 医師が把握しきれていないので すすめないこともあるようです。 頂いた薬を飲み切らず残らせてしまうのがかなりの量で その金額だけでもかなりらしい。 処方する医師と 薬局との連携などが必要だけど なかなかうまくいかない。 長期の薬を渡す場合 6か月とかまとめるのではなく 3か月分とかにして その後は飲み残しとかもあるので 減らして処方することができるようになれば 飲み残しのロス金額も減るのに。 日本の入院日数は他の最短の入院させる国と比べて3倍も長いものがあるそうだ。 空きベッドがあると 病院経営に響くので 常に ベッドに人がいて欲しい。 だから 薬を飲んでいるだけの 入院患者もいる。 公立の病院は赤字になっても あまり危機感を感じないらしく 税金で補填されたりするので 無駄を省く努力が少ないそうだ。 サービス付き高齢者ホームは 安い価格の部屋とかでも 介護度の高い人が住んでくれれば そちらで元が取れるから 寝たきりとかの人が優先的に入れたりするそうだ。 病院をネットでつないでどこでもだれでも 気楽に受診できるようにすれば 患者は楽だけど 電子カルテにして 色々な人が読めてしまうのが 困るそうで なかなか すすまないそうだ。 コロナで通院する人が減ってしまった病院などは 今とても大変だと言われています。 でも、ここは こういう機会だから 見直しをしても良いのではと思いました。 勿論患者である 私たちも 全額じゃないからと 安易に病院に行ったりとかしないで お金の出どころを考えて 行動すべきかと思いました。 保険料はらっているんだけど ムダに使わないという 選択もありかと思いました。
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利用者側の思考や病院や介護施設の経営問題、地方格差に関わる行政側の思惑のせめぎあいの中で コロナという契機を経て一概にコストカットを是とすべきか、コストカット以前に緊急時の対応がどうであったかの最新の知見にも触れたい。
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医療や介護の現場では、想像を絶するほど多額の無駄遣いが生じている。日本経済新聞の調査報道チームが、膨大なデータを分析し、日本の社会保障が抱える“病”に切り込んだ書籍。 日本では、市販薬があるのに、公的保険を使って病院で薬を処方してもらう人が多い。 例えば、2016年度の処方額は...
医療や介護の現場では、想像を絶するほど多額の無駄遣いが生じている。日本経済新聞の調査報道チームが、膨大なデータを分析し、日本の社会保障が抱える“病”に切り込んだ書籍。 日本では、市販薬があるのに、公的保険を使って病院で薬を処方してもらう人が多い。 例えば、2016年度の処方額は5469億円にのぼる。このままでは医療費の膨張は止まらない。 フランスや英国は、保険適用が承認された医薬品の費用対効果を随時検証し、効果が乏しいと判断したものは保険の対象から外している。 一方、日本では、いったん保険適用が認められると、保険の対象から外れることはほとんどない。 2025年には、団塊の世代がすべて75歳以上の「後期高齢者」となる。 そのため2025年頃には、医療や介護などの社会保障費が急激に膨らむと懸念される。 多くの日本人は、がんの早期発見のために検診を受ける。 だが、がん検診は、被曝によりがんの発症リスクを高めるなど不利益もある。このため国際的には、がん検診のよしあしは、がんの発見率ではなく「がんによる死亡率をどれくらい下げる効果があるか」で測るのが一般的になっている。 単身高齢者が多い都市部では、介護保険の需要が高まっている。 各市の事業計画を見ると、特別養護老人ホームなど大型施設を重視する事例が目立つが、こうした政策は費用負担が大きい。限りある財源を在宅サービスにシフトすべきだ。 医療や介護の現場には、多くの無駄がある。それは、国や自治体が政策の効果を検証してこなかったからだ。 政策に必要なのは、「効果はあったのか」という評価や、「評価した内容を次の企画立案にどう反映するのか」という改善である。
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