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ルポ 技能実習生 ちくま新書1496
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2020/05/07 |
| JAN | 9784480073075 |

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ルポ 技能実習生
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商品レビュー
4.3
20件のお客様レビュー
この作品は、日本の技能実習生制度の実態を深く掘り下げ、彼らが直面する厳しい労働環境や制度の問題を明らかにしています。特に、ベトナム人実習生に焦点を当て、彼らがどのようにして日本に来て、どのような夢を抱きながらも、実際には多くの困難に直面しているのかを詳細に描写しています。読者は、受け入れ企業や送出機関の責任、さらにはブローカーによる搾取の実態を知ることができ、制度の改善が求められる理由を理解するでしょう。また、失踪する実習生の背景には、経済的なプレッシャーや劣悪な労働条件があることが強調されており、彼らの苦悩がリアルに伝わってきます。このルポは、国際的な労働問題について考えるきっかけを提供し、読者に深い思索を促します。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
著者、澤田晃宏さんは、本書によると、次のような方です。 ---引用開始 澤田晃宏(サワダアキヒロ) 1981年兵庫県神戸市生まれ。ジャーナリスト。NPO法人日比交流支援機構理事。高校中退後、建設現場作業員、男性向けアダルト誌編集者、「週刊SPA!」(扶桑社)編集者、「AERA...
著者、澤田晃宏さんは、本書によると、次のような方です。 ---引用開始 澤田晃宏(サワダアキヒロ) 1981年兵庫県神戸市生まれ。ジャーナリスト。NPO法人日比交流支援機構理事。高校中退後、建設現場作業員、男性向けアダルト誌編集者、「週刊SPA!」(扶桑社)編集者、「AERA」(朝日新聞出版)記者などを経てフリー。外国人労働者を中心に取材、執筆活動を続ける。 ---引用終了 で、本書の内容は、「BOOK」データベースによると、次のとおり。 ---引用開始 中国にかわり技能実習生の最大の供給国となったベトナム。「労働力輸出」を掲げる政府の後押しもあり、日本を目指す農村部の若者たち。多額の借金を背負ってまで来日した彼らの夢は「三〇〇万円貯金する」こと。故郷に錦を飾る者もいれば、悪徳ブローカーの餌食となる者もいる。劣悪な企業から逃げ出す失踪者は後を絶たない。日越の関係機関、実習生、支援団体を取材し、単純労働者の受け入れ先進国・韓国にも飛んだ。国際的な労働力移動の舞台裏を全部書く。 ---引用終了 【第4章】なぜ、特定技能外国人の受け入れが進まないのか という章がありますが、2026年3月28日の産経新聞によると、特定技能の外食に関しては、上限の5万人に達する見込みとのことで、新規受け入れを停止するそうです。 ま、外食部門では、それなりに受け入れが進んだということでしょうか。 ちなみに、特定技能は、16分野あるようです。 では、その16分野を見ておきます。 【製造・生産系】 ・工業製品製造業(金属加工、機械組立、電気機器組立など) ・飲食料品製造業(食品工場での製造・加工など) ・造船・舶用工業 【建設・インフラ系】 ・建設(型枠施工、左官、とび、建築大工など) ・自動車整備 ・航空(グランドハンドリング、航空機整備など) ・鉄道(運転士、車掌、駅係員、車両製造・整備)※2024年追加 ・自動車運送業(バス、タクシー、トラック運転手)※2024年追加 【サービス系】 ・介護 ・ビルクリーニング ・宿泊(ホテル・旅館のフロント、接客など) ・外食業(飲食店での接客、調理補助など) 【一次産業系】 ・農業(耕種農業、畜産農業) ・漁業(漁業、養殖業) ・林業(育林、伐木、搬出など)※2024年追加 ・木材産業(原木の選別、製材、木材加工など)※2024年追加
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技能実習制度の裏側には、前職要件による職歴の偽装や、送り出し機関と管理団体との力関係から生じるキックバックなど、不透明な実態が存在している。 そもそも多くの実習生は、技術や知識の習得を主目的として来日しているわけではなく、本音としては収入を得ることを目的としている場合が多い。そ...
技能実習制度の裏側には、前職要件による職歴の偽装や、送り出し機関と管理団体との力関係から生じるキックバックなど、不透明な実態が存在している。 そもそも多くの実習生は、技術や知識の習得を主目的として来日しているわけではなく、本音としては収入を得ることを目的としている場合が多い。そうした背景もあり、日本人とは異なり、長時間労働をむしろ望む傾向すら見られる。 皮肉なことに、労働時間が短い職場ほど失踪者が多いという現実がある。失踪してしまえば、その実態は母国に伝わりにくく、結果としてベトナムなどでは成功例ばかりが強調される構造が生まれている。 一方で、国籍別に見ると、フィリピンは制度や管理体制が比較的整備されており、失踪者が少ないとされる。しかしこれは裏を返せば、条件の厳しさゆえに、安価な労働力を求める企業がフィリピン人を敬遠している可能性もある。 このように見ていくと、問題の本質は受け入れる側にあると言える。受け入れ先によって待遇の差が大きく、そのばらつきが制度の歪みを生んでいる。 さらに、実習生の送り出し国が急速に経済成長を遂げる中で、日本が「働く場所」として選ばれ続ける保証はない。実質的な労働力として依存している現状が、今後どこまで持続可能なのか、日本そのものの魅力も含めて問い直す必要がある。
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ジャーナリストの著者による「技能実習制度」に焦点を当てた本。 2020年5月刊行。 タイトル通り、日本に来る「技能実習生」の動機と実態が詳しく描かれる。 さらに、「技能実習制度」の仕組み、関連するステークホルダー(雇用企業、監理団体、送り出し機関など)についても詳しく解説される...
ジャーナリストの著者による「技能実習制度」に焦点を当てた本。 2020年5月刊行。 タイトル通り、日本に来る「技能実習生」の動機と実態が詳しく描かれる。 さらに、「技能実習制度」の仕組み、関連するステークホルダー(雇用企業、監理団体、送り出し機関など)についても詳しく解説される。 私は日本の製造業に従事しているので、間接的に彼らを使う立場だが、知らないことが多くあり、非常に勉強になった。 本書では、特にベトナム人の技能実習生について詳しく描かれる。現在日本に来る実習生の約半数がベトナム出身だからだ。 彼らがどんな思いで日本に来て、どのように働き、故国に帰った後どうしているのか、知ることができた。 ただし、本書で記載される状況は2018-19年のものなので、そこには要注意。 国際的に強い批判を受けた本制度は、2027年から「育成就労制度」へと大きく変わることが決まっている。 また、著者のスタンスはやや公平性に欠けるところがある。 「技能実習制度」が、「移民政策ではない。日本の技能を途上国に移転するための国際貢献である」と言う日本政府の主張が詭弁であるというのには、私も合意だが、技能実習制度の意義は大きい。 現実問題として労働人口がまったく足りておらず、AIとロボティクスの技術がそのリプレースを可能にするまでは、何らかの形で外国人労働力を受け入れなければならないからだ。 実際、2027年からの「育成就労制度」では「人材育成と人手不足分野への人材確保」が掲げられ、制度と現実の乖離が縮小する見通しである。 また、著者はやたらと「技能実習生の失踪」を悲劇的に描こうとする。 借金までして日本に来た実習生たちの多くが、心無い日本人によって傷付けられているというストーリーを強調しようとする。 実際、2018年、技能実習生は7089人が失踪するという過去最高の数字をつけた。しかし、失踪率では3%に過ぎない。 さらに、失踪問題を調査した法務省によれば、失踪した理由の多くは「給料が低い」ことで、70%を占めていた(複数回答)。対して、暴力や指導の厳しさを訴えた実習生は5%程度だった。 少数であれば看過できるというわけではないが、実習生の多くが悲劇的だとするのはミスリーディングであり、著者のポジション・トークであると感じる。 このように、やや信頼に欠ける箇所はあるものの、全体としては勉強になる良い本だった。 メーカに従事する人なら読んだ方が良い。
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