任侠シネマ

今野敏(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 2020/05/19
• JAN: 9784120053054

商品レビュー

2025/01/04

感想
親分の発言は時々ハッとさせられるような気付きがあるなぁ。

あらすじ
阿岐本は、永神から映画館の再建を依頼される。映画館の収益が上がらず、不動産業で儲けている会社だ。

社長は映画は好きだが、常務からのクレームで映画事業から撤退を考えている。映画館存続のファンの会もどこからか脅迫を受けてクラウドファンディングも上手くいかない。

代貸の日村は、常務が不動産屋と繋がり、そこが半グレに繋がっている情報をキャッチする。映画館があるビルは再開発のエリアに該当しており、それを狙ってのことだった。

阿岐本たちは半グレ、土地を狙う会社を周り、問題を解決していく。映画館についても再建の道筋を示す。

2024/09/27

任侠シリーズ第５弾。文化事業が大好きな親分、阿岐本組が経営再建に乗り出すのは映画館。現場に入った立て直しではなく後方支援といった感じ。マル暴の甘糟刑事も登場し面白かった。出前にやってくる「葉月庵」の名もなきバイト君がとても好き。良かった。相変わらずサクッと楽しめた。

2024/04/28

安定して展開。安定し過ぎて、淡々と話が進んで、面白みがあまりなくなった感がある。ドラマにすると面白いかも。