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息子と狩猟に 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/04/25 |
JAN | 9784101253220 |
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息子と狩猟に
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息子と狩猟に
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商品レビュー
4.1
11件のお客様レビュー
著者初のフィクションは意外にもポップで嬉しい誤算! 服部文祥さんを有名にしたといえる、サバイバル登山関連のノンフィクションは以前に読んでいましたが、この『息子と狩猟に』は服部さん初の小説とのこと。死生観が伝わるようなノンフィクションさながらの作風なのかなと思ったのですが、意外や...
著者初のフィクションは意外にもポップで嬉しい誤算! 服部文祥さんを有名にしたといえる、サバイバル登山関連のノンフィクションは以前に読んでいましたが、この『息子と狩猟に』は服部さん初の小説とのこと。死生観が伝わるようなノンフィクションさながらの作風なのかなと思ったのですが、意外や意外しっかりエンタメしていて(エンタメを軽視している訳ではないです)素直に面白いと思える読後感でした。もちろんそういった死生観や、命を奪う行為について考えさせられるものではありましたが、けして重厚な手触りではありません。 特殊詐欺グループのリーダーと、週末狩猟をする男とその小学生の息子。全く別々の人生が、ある一点に向けてじわじわと近づいていき、二つの視点の入れ替わりがだんだん早くなり、ついに交差した瞬間に物語はクライマックスを迎えます。読み始めから、並走する二筋のストーリーがいつどこで交差するかワクワクさせてくれました。 むしろ併載の短編「K2」のほうが、読む前に私がイメージした作風に近いけれど、それでも予想以上にしっかり盛り上がりのある展開や構造で、小説として楽しめるものでした。 登山家というイメージもあり、俗っぽさを遠ざけ、やや難しく重たい作風なのかなと思ったけど、まさかここまでポップだったなんて嬉しい誤算でした。
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著者はサバイバル登山家とのこと。臨場感が半端ない。中編が2つ、どちらも生きることに直結した話だった。
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生きると言うことは他の命を奪って自分の命をつなぐことなのだということを考えさせられる本。人間が生きるために獣を殺して肉を食べる、という日常的なことから、相手を殺さなければ自分が殺されるというシチュエーションや、人肉でも食べないと餓死してしまうというシチュエーションまで、「これをし...
生きると言うことは他の命を奪って自分の命をつなぐことなのだということを考えさせられる本。人間が生きるために獣を殺して肉を食べる、という日常的なことから、相手を殺さなければ自分が殺されるというシチュエーションや、人肉でも食べないと餓死してしまうというシチュエーションまで、「これをしないと死んでしまう」または「殺される」という状況で人間はどんな思考をしてどんな行動を取るのか?またそういうシチュエーションを切り抜けて生き残った後、どうやって心の安定を保とうとするのか?深い。
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