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みすゞと雅輔 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/04/25 |
JAN | 9784101019918 |
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みすゞと雅輔
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商品レビュー
4.2
5件のお客様レビュー
大正時代の下関と仙崎を舞台に、金子みすゞと上山正祐(雅輔)の活躍を辿る物語だが、雑誌「赤い鳥」への投稿で才能を発揮し始めたみすゞに比較し、なかなか芽の出ない正祐の対比が面白かった.本屋の息子だった正祐とみすゞの複雑な家庭環境も、現在と比較して思うところが多い.当時の男たちの生態も...
大正時代の下関と仙崎を舞台に、金子みすゞと上山正祐(雅輔)の活躍を辿る物語だが、雑誌「赤い鳥」への投稿で才能を発揮し始めたみすゞに比較し、なかなか芽の出ない正祐の対比が面白かった.本屋の息子だった正祐とみすゞの複雑な家庭環境も、現在と比較して思うところが多い.当時の男たちの生態も詳しく描写されており楽しめた.みすゞの才能が家庭環境の影響で充分に発揮されなかったのは残念なことだが、未だに多くの詩が残っているのは幸いだ.
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金子みすゞの作品は、有名どころの数作しか知らないし、ましてやその生涯なんて考えたこともなかったけど、希った詩集の刊行が死後50年以上経ってからだったなんて、と驚いた。 巡り合わせが悪かったという事で片付けたくはないけれど、悲運の詩人だったんだなと。 そんなテルの心情を思ってあの有...
金子みすゞの作品は、有名どころの数作しか知らないし、ましてやその生涯なんて考えたこともなかったけど、希った詩集の刊行が死後50年以上経ってからだったなんて、と驚いた。 巡り合わせが悪かったという事で片付けたくはないけれど、悲運の詩人だったんだなと。 そんなテルの心情を思ってあの有名な「私と小鳥と鈴と」を読んだら泣けてきた。後半はテルの不安や焦燥感、絶望が伝わってきて辛かった。 幸せだったかなあ。 それにしても、正祐の放蕩息子ぶりには辟易した。
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詩人金子みすゞの弟、雅輔は、幼くして養子に出されたため、みすゞを姉とは知らずに、文学の友となります。 新発見の雅輔の日記を丁寧に読み解き、そこから浮かび上がる二人の情熱。 東京へ行ってしまった雅輔、下関に残ったみすゞ、それぞれの青春、光と影、愛と嫉妬。 若くして夭逝したみすゞを、...
詩人金子みすゞの弟、雅輔は、幼くして養子に出されたため、みすゞを姉とは知らずに、文学の友となります。 新発見の雅輔の日記を丁寧に読み解き、そこから浮かび上がる二人の情熱。 東京へ行ってしまった雅輔、下関に残ったみすゞ、それぞれの青春、光と影、愛と嫉妬。 若くして夭逝したみすゞを、雅輔の目を通して描いていきます。 知られざるみすゞ像に迫る、素晴らしい伝記小説です。
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