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秋 新潮クレスト・ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/03/25 |
JAN | 9784105901646 |
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商品レビュー
3.9
22件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
舞台はイギリス。作家さんはスコットランドの方のようです。 カバーの絵のように、 いろいろなことが、いろいろな記憶、思いが、 出てくる本。 郵便局は大変そうだった。 最近の区役所を思い出す。 そして32歳という点と、 美術関係のお話であったことと、 認知症のことと、 最近読んでいる本の内容とかと重なる部分があって、 記憶について、 芸術について、 この本ははっきり書いているわけではないから 作者の意図まで理解できる読解力もなかったけれど、 無意識の記憶の中でコミュニケーションをとっているみたいで、 不思議なお話でした。 記憶を通してつながれるような人っている者なのかな。 認知症になって、 記憶障害になって、 それでも何か分かり合えるものとか、 お互いの世界でそれぞれある世界が、 重なるようなことってあるのかな。 もしそんなつながりを持つ人と出会えたのなら、 それはすごいことだろうなーと思いながら。 だからこそ、 基本は、 誰も誰のこともわからない。 もし少しでも伝わったり、重なった部分があったら、それは本当に喜ばしいことでありがたいことで、 そのありがたさを大事に、伝えること、聞き取ることを大事に、 人とかかわっていきたいな―と思ったり。 そんなつながりの記憶は、意識の中では記憶が消えても、無意識の中ではちゃんと残るものなのかもしれないなーとか。 もし私も認知症になったら、それでもつながりを感じられる何かがあればいいなーと思う。 そしてそれが人間であったら、 向こうからもつながりを引き続き感じてくれる、つないでくれる、広げてくれる、そんな存在がいることなんだろうな―というようなことを考えたり。 分からないけれども。 とにかく、完全な印象で読み進めてしまいました。 本書では、 言葉が文字の意味を伝える情報以上の使い方を多くされているようなので、英訳するのはとても難しい本なのだろうとも思いました。 固有名詞とか、たくさん出てきて、だからイギリスの国語とかもだし、社会や文化もだし、そういった背景的な情報量の差によって、読みの深さも変わってくる本なのだろうと見受けられました。 秋から始まった四部作のようですので、 また次も読んでみたいなーと思います。
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エリサベスは、少女時代に引越し先で隣人のダニエルに出会い、さまざまな影響を受ける。アートやら文学やら人生論めいたものやら。 時に大きな時代の流れを経験しながら、心温まる交流は続いていく。 どうしてこんなに面白いのか。よくわからなかったけど。
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老人ホームで眠り続けるダニエルと美術史の非常勤講師のエリサベス。現在、過去、夢の中と場面が移り変わっていろいろなエピソードが綴られていくのは、本作の中でも重要なものとして出てくるコラージュみたい。「時代の空気を見事に切り取っている」と高く評価されているだけあって、ニュースだけでは...
老人ホームで眠り続けるダニエルと美術史の非常勤講師のエリサベス。現在、過去、夢の中と場面が移り変わっていろいろなエピソードが綴られていくのは、本作の中でも重要なものとして出てくるコラージュみたい。「時代の空気を見事に切り取っている」と高く評価されているだけあって、ニュースだけではよくわからなかった分断された社会が描かれている。そんな緊張感がありつつも、生涯の友である2人の心温まる物語だった。
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