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人類を救う農業の科学 SUPERサイエンス
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人類を救う農業の科学 SUPERサイエンス

齋藤勝裕(著者)

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人類を救う農業の科学 SUPERサイエンス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 シーアンドアール研究所
発売年月日 2020/03/21
JAN 9784863543034

人類を救う農業の科学

¥770

商品レビュー

3

3件のお客様レビュー

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2021/02/13

ーー現在の農業は、植物を育てる上でさまざまな科学の力を取り入れています。成長に必要な肥料にはもちろん、外敵から作物を守るための農薬や豊かな大地にする土壌改良、病気に強くより高品質な農作物を生産する品種改良など私たちの知らない部分で科学技術が活躍しています。 本書は、人類と農業の歴...

ーー現在の農業は、植物を育てる上でさまざまな科学の力を取り入れています。成長に必要な肥料にはもちろん、外敵から作物を守るための農薬や豊かな大地にする土壌改良、病気に強くより高品質な農作物を生産する品種改良など私たちの知らない部分で科学技術が活躍しています。 本書は、人類と農業の歴史や農業の基礎知識、食糧不足を解決する砂漠での農園化技術や農業プラント工場など、これからの農業についても科学的に解説します。ーー 植物の生育に欠かせない光合成、中学でも学んだはずですが、実は科学的な仕組みについての全容は解明されていません。(P12) 農業の革命的発見は、化学肥料と農薬だといわれています。事実、その発見以降、農作物の収穫の向上や害虫駆除など食糧自給安定の恩恵を受けていますが、環境汚染や公害などの問題も顕在化してきています。環境保護運動の活発化に伴い、世界で農薬の使用量を減らす動きがある一方で、日本は農薬使用量世界1となっています。(2位のヨーロッパ使用量の5倍!)(P88) 新品種の育成保護のために作られた種苗法ですが、最近話題になったのが、農家は自家栽培で作られた種ではなく、必ず種苗会社から購入した種を使わなければならない、その結果コスト高になるという記事がありましたが、本書ではメンデルの法則を解説し、F2世代では必ず劣勢染色体をもつことになり品質が安定しないため、種苗会社のF1世代苗を利用する必要があると解説しています。(P99) 田舎でみられる合鴨農法(合鴨やアヒルのヒナは田んぼの雑草を食べ、水かきで泳ぐので水に酸素が混じり稲の育成によい)、大人になった合鴨は稲穂を食べてしまうので、彼らは一働きした後カモスキになる運命だそうです。(P211) また、脱穀した稲柄を塔状に積み上げる田園風景が田舎では見られましたが、あれは半年放置することで発酵させ肥料として再活用するためでした。(P213) ちなみに、1940年から1960年ごろの「緑の革命」とは、ノーマン・ボーローグが提唱し、化学肥料の大量投入や品種改良による農産物の生産性向上を目指した運動でした。彼は、世界的飢餓から多くの命を救ったとしてノーベル平和賞を受賞しました。 著者の安定的にわかりやすい解説は本書でも健在です。

Posted by ブクログ

2020/11/29

農業関係の著書に興味が湧き、読んでみました。人類の爆発的な増加での食糧不足の危機に、どう立ち向かうのか。期待と不安を実感できる内容かと思います。

Posted by ブクログ

2020/09/06

生まれてから最後の時まで食はともにある。私たちは、少なくとも、安全な食物を口に入れている。日々の食材は安全なのか?を自身で吟味する視点が得られる。漫然と大丈夫と思って、食べたい食材を受動的に選択し購買することから、確信を持って積極的に選択していくきっかけになるのでは?

Posted by ブクログ

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