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才女の運命 男たちの名声の陰で
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才女の運命 男たちの名声の陰で

インゲ・シュテファン(著者), 松永美穂(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フィルムアート社
発売年月日 2020/03/19
JAN 9784845919307

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商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2023/09/10

金のある家に生まれて父親に愛され才能にも恵まれたとしても、女、というただそれだけのことで尊厳は奪われ男の肥やしにされたり心身を潰されたりしてしまうのだ、という救いのない話。そのような女の影を無視して男どもは男を讃え続ける。厭世が増す。しかし教育機会や選挙権の歴史を考えれば女の人権...

金のある家に生まれて父親に愛され才能にも恵まれたとしても、女、というただそれだけのことで尊厳は奪われ男の肥やしにされたり心身を潰されたりしてしまうのだ、という救いのない話。そのような女の影を無視して男どもは男を讃え続ける。厭世が増す。しかし教育機会や選挙権の歴史を考えれば女の人権の歴史はやっと始まったばかりだ。ただ私は女はこれからだと期待をするよりは、人類はさっさと滅びるべきではないかと思ってしまう。人類はこれまでの犠牲を考えればあまりにも学習ができない動物だからである。 私は、私は恵まれない家庭で育ったけれども努力して仕事を持ち家庭を持つのだとずっと頑張ってきたけれど、結局は金も家族も得られずに死ぬことになりそうである。私なんかが納得できる仕事をして愛する家族を持ちたいなんて到底無理な話だったのだなあ…とうんざりする気持ちが深まる。 「自分自身の役割を内省し、男性たちとの関係のなかで自分自身のアイデンティティの獲得のために闘い、自己表現の方法を求め、男性優位のヒエラルキーに基づいた関係を拒否し、パートナーとの「対等」な人生をめざした」当然のことのようだがこれを達成できるのはいまだ奇跡の女である。

Posted by ブクログ

2022/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「男たちの名声の陰で」の副題通り、豊かな才能や野心を抱きながら、その仕事すべてが有名な夫または愛人のものになってしまった女性たちの生きようを記した一冊。読んでいて何度も腹が立ち、やるせなくなり、家父長制くたばれと悪態をついた。いっそグウィンの短篇小説ーー男は城に閉じ込めて身体ゲームに興じさせ、優位に立っているかに思わせ、受精の時だけ女に買われる。そのじつ研究などの分野はなべて女のものであるーーのごとくになってしまえと呪いそうにもなった。これは現在もいちぶを除いて女性に降り掛かりつづけているできごとなのだから! ……けれどまちがいなく「女性」である我が身を振り返って、たれかの助けが必要なのは自分も変わらない、加害者になりうることもあるのだとため息をついた。男も女もなく、互いが互いの共生相手として、認め尊重しあって高め合える、そんなモデルはないのだろうか? しかしもう一度言ってしまうが、家父長制くたばれ案件ではある。それを許しながら女性に「輝け」という政府の罪も重いだろう。

Posted by ブクログ

2022/01/27

最近、ワシリー・カンディンスキーの愛人、ガブリエレ・ミュンターについて知ったが、完全に『才女の運命』案件だった。カンディンスキーはミュンターから影響を受けた時期さえあったが、長年の愛人関係の末、カンディンスキーは国外移動後すぐに他の女性と結婚してミュンターとの関係を切っている。こ...

最近、ワシリー・カンディンスキーの愛人、ガブリエレ・ミュンターについて知ったが、完全に『才女の運命』案件だった。カンディンスキーはミュンターから影響を受けた時期さえあったが、長年の愛人関係の末、カンディンスキーは国外移動後すぐに他の女性と結婚してミュンターとの関係を切っている。この本を読んだ後だったので、これも才能ある女性が搾取され、捨てられて、才能を吹き返すことなく次世代にその才能を残すこともできないという一例であり、何ら特殊な事例ではないということが分かった。 歴史に名を残す男性が多くいる一方で、傍で埋められてきた女性がたくさんいることを認識し、少なくとも実績が残っている女性については再評価の流れができているのは良いことだ…

Posted by ブクログ

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