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おいで、アラスカ! フレーベル館文学の森

アンナ・ウォルツ(著者), 野坂悦子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フレーベル館
発売年月日 2020/03/23
JAN 9784577048405

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商品レビュー

4.1

21件のお客様レビュー

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2023/04/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

第67回(2021年度)青少年読書感想文課題図書  小学校高学年の部 内容: 「12歳の少女パーケルと13歳の少年スフェンが主人公。ふたりが交互に、新学期の二週間のあいだに起こる出来事を語る。パーケルは、子犬のときから飼っていたアラスカを手放さなくてならず、さらにそのあと家族に起こった事件を体験し、近い未来に対しての不安を抱えている。スフェンは1年前からてんかんの発作が起こるようになり、介助犬としてアラスカがやってきたものの、不安と絶望を感じている。  二人の子どもたちと、介助犬アラスカの物語。」

Posted by ブクログ

2023/03/23

薬によるコントロールが難しく、いつ発作が起こるかわ からない不安と共に生きている「てんかん」患者のスフェン。てんかんという病気を受け入れられず、発作を起こしている状態を他の人に見られてヘンなやつだと思われるのを恐れている。「発作は、ちょっと死んでるようなものだ。でもある意味じゃ、...

薬によるコントロールが難しく、いつ発作が起こるかわ からない不安と共に生きている「てんかん」患者のスフェン。てんかんという病気を受け入れられず、発作を起こしている状態を他の人に見られてヘンなやつだと思われるのを恐れている。「発作は、ちょっと死んでるようなものだ。でもある意味じゃ、死んだほうがましかもしれない。死んだら、発作のあと、脳震盪を起こしたよだれまみれの姿で、目を覚まさないですむから。」 こんなことを考えるほど辛い状況のスフェンには、アラスカという名前の介助犬がいる。それもてんかん専門の。 そのアラスカの前の飼い主であるパーケルもまた、不安に取りつかれていた。5週間前に両親の営む写真店に強盗が押し入り、父親が肩を拳銃で撃たれるのを目撃してしまったのだ。それ以来、父親は防犯カメラのライブ映像を見て過ごすだけの存在になってしまったし、犯人は逃走したままだ。 パーケルがアラスカを取り戻すことを決意したのだが… パーケルの正体がばれて2人の関係は不信感によって壊れてしまう。そんな時、スフェンが学校で大発作を起こして、その様子を誰かが動画撮影し、あっという間に拡散されてしまう。 決定的に壊れてしまった関係や絶望的な状況も、真摯な気持ちが、態度や行動によって伝われば修復することもできるんだ!瑞々しい子ども時代の感性だからかもしれないけれど。人間関係って素晴らしいなと思わせてくれました。 周りに「してもらう」だけの状況っていうのは自尊心がやられますね。スフェンがパーケルの力になりたいと思えたことが良かった!

Posted by ブクログ

2022/09/04

てんかんの発作を持つ少年と家族を強盗に襲われた少女。不意に起こる発作や不意にやって来る悪意への不安。ふたりの間には介護犬アラスカ。 ふたりの反発と理解が自己の不安と向き合うきっかけに。みんな火星の上を歩きまわってる。 素敵な物語。

Posted by ブクログ

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