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徒然草 無常観を超えた魅力 中公新書
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徒然草 無常観を超えた魅力 中公新書

川平敏文(著者)

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徒然草 無常観を超えた魅力 中公新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/03/17
JAN 9784121025852

徒然草

¥220

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2024/06/09

第1章「「つれづれ」とは何か」とコラムがおもろい 7遁世者、10草、14ジャンル、44三つの意味、50つれづれ、54☆、73☆、9798、193パロディなど、236退屈、

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2024/03/27

序段の「つれづれなるままに」の「つれづれ」とは何か、というテーマを中心に据えて、徒然草の読まれ方が時代とともに変遷していく様を追いながら、現在主流となっている「つれづれ=退屈」という単一的な解釈に疑義を呈し、近い時期に作られた他の古典作品も紹介しつつ、優れた古典は多様な解釈が可能...

序段の「つれづれなるままに」の「つれづれ」とは何か、というテーマを中心に据えて、徒然草の読まれ方が時代とともに変遷していく様を追いながら、現在主流となっている「つれづれ=退屈」という単一的な解釈に疑義を呈し、近い時期に作られた他の古典作品も紹介しつつ、優れた古典は多様な解釈が可能である点を明らかにしている。 正統派の解説書というよりは、教科書に載っているようなテーマからちょっと外れたようなもの、例えば恋の指南書の段とか、猫の化け物の段から読み取れる噺家との共通点などが紹介されていたりして、これはこれで結構面白かった。 「つれづれ」の言葉ひとつに対しても、大量の文献や解説書に誠実に当たっていることがよく分かり、まさに労作といえる一冊になっていると思う。

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2021/12/01

日本の代表的古典である徒然草が歴史の中でどう読まれてきたのか、兼好法師はどのような人物と理解されてきたのかについて書かれた本。 そもそも吉田兼好なる人物はいないという。吉田流の卜部氏とは別で、吉田神道の兼倶が家格恢復のために兼好を一族にいたことにしたらしい。 つれづれという言葉が...

日本の代表的古典である徒然草が歴史の中でどう読まれてきたのか、兼好法師はどのような人物と理解されてきたのかについて書かれた本。 そもそも吉田兼好なる人物はいないという。吉田流の卜部氏とは別で、吉田神道の兼倶が家格恢復のために兼好を一族にいたことにしたらしい。 つれづれという言葉が何を意味するかも解釈が分かれる。退屈と寂寥の狭間というふくらみのある言葉である。 ユーモアあり、恋の指南もあり、そんな徒然草を一度通して読んでみたくなった。

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