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椿井文書 日本最大級の偽文書 中公新書
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椿井文書 日本最大級の偽文書 中公新書

馬部隆弘(著者)

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椿井文書 日本最大級の偽文書 中公新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/03/17
JAN 9784121025845

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椿井文書

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商品レビュー

4.1

47件のお客様レビュー

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2026/01/11

【感想要約】 椿井政隆が作成・流布した大量の偽文書「椿井文書」を対象に、その制作手法や受容の背景、研究者の対応を分析する一冊。偽史を排除するのではなく、偽文書として保存・研究する意義と、通説を相対化する市民の歴史認識の重要性を示している。 【内容】 「椿井文書」と呼ばれる椿井政...

【感想要約】 椿井政隆が作成・流布した大量の偽文書「椿井文書」を対象に、その制作手法や受容の背景、研究者の対応を分析する一冊。偽史を排除するのではなく、偽文書として保存・研究する意義と、通説を相対化する市民の歴史認識の重要性を示している。 【内容】 「椿井文書」と呼ばれる椿井政隆(1770〜1837)の手で作成され近畿一円に流布された数百点にも及ぶ偽作された文書群に関する研究。 その作成と手法、流布と受容の過程(とくに偽作にも関わらずこれだけ広く受け入れられた背景)、研究者の椿井文書に対する姿勢、そこから見えてくる偽史に対する研究者、公的機関、そして我々市民の向き合い方のあるべき姿に関する提言。 【印象に残った点】 偽文書が広まってしまう理由、偽文書とわかっても研究対象から外すだけで、積極的に偽文書であると追求、公表するメリットが研究者側にはないため。確かにと思った。 偽文書を偽文書として歴史的価値のある史料として保管して研究することの重要性、こうした文書が作られ受け入れられた(場合によっては積極的に作成を依頼した)背景を読み解くことで当時の状況や人々の考え方が見えてくる。 【感想】 なぜ椿井政隆氏がこのように大量の偽文書を作成したのかは本書では明かされず、今後も明かされることは恐らくないと思われる。ただ筆者も指摘する通り、単なる金銭目的だったとは考えられない。あくまで私見だが、私としては何らかの使命感や想いからの行動だったのではないかと考える。それは自分なりに歴史という物語を再編し一つの体系的なまとまりとして綺麗な形にしたいという、結果的に後世に少なからぬ混乱を招いたものの、しかし純粋な興味と熱意によるものだったのではないかと思う。「私の考える秩序だった日本史」的なものを作りたかったのだろうか。 一方で椿井文書の活用に対する後世の姿勢には、筆者も指摘する課題を私も感じた。「過去の歴史家たちの尻拭い」という筆者の言葉は、実際その通りだと思う。一方でわれわれ市民一人ひとりについても、わかりやすく都合の良い歴史認識に飛びつき固執するのではなく、あくまで"通説はいまもっとも有力な仮説に過ぎない"という科学的な姿勢が大切だと思った。また原典にあたって情報の正誤を自分で見極めるという姿勢は、情報に溢れる現代において全てに通ずる重要な示唆の様に思われる。非常に困難ではあるものの、その重要性は高まる一方である。

Posted by ブクログ

2025/04/01

出すぎた杭は打たれない。 読了して、そんな言葉を思い出しました。 ひとりの人物によって作り出された、網の目のように相互参照しあう偽の文書群。お互いがお互いに説得力を持たせるよう、 幾重に組み上げられた、甘く好都合なその世界観は、一度地域に定着してしまうと容易に引き抜けなくなって...

出すぎた杭は打たれない。 読了して、そんな言葉を思い出しました。 ひとりの人物によって作り出された、網の目のように相互参照しあう偽の文書群。お互いがお互いに説得力を持たせるよう、 幾重に組み上げられた、甘く好都合なその世界観は、一度地域に定着してしまうと容易に引き抜けなくなってしまう。 歴史の話も博物館巡りも好きなだけに、足下が揺らぐような感覚を覚えた一冊でした。

Posted by ブクログ

2025/03/02

ヴォイニッチ写本からユリイカ偽書特集を読んだ際に気になった本。勉強不足で椿井文書は初耳であったが、この現代になってこれだけの新発見があるのはとても興味深かった。文書をひとつひとつどのように発掘していったかを描けばとても面白い小説が出来上がるのではないか、そう思わせるほどだったな。...

ヴォイニッチ写本からユリイカ偽書特集を読んだ際に気になった本。勉強不足で椿井文書は初耳であったが、この現代になってこれだけの新発見があるのはとても興味深かった。文書をひとつひとつどのように発掘していったかを描けばとても面白い小説が出来上がるのではないか、そう思わせるほどだったな。地域興しに偽書を使うところまでは許してもいいと思うが、子どもに嘘を教えるのはやはりダメであろう。どちらにせよ史料批判は必要不可欠である。

Posted by ブクログ