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同じクラスに何かの主人公がいる
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/03/28 |
JAN | 9784041091791 |
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同じクラスに何かの主人公がいる
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
なろう小説っぽいものを久々に読みたくなって、いつものブックオフを徘徊していた時に見つけた本。主人公のクラスには何かの主人公っぽい人がいる。だけどクラスの誰も違和感を持たず、普通に接している。アンチファンタジー的なノリが痛快で、ファンタジーの「お約束」をことごとくぶち壊しにしていく...
なろう小説っぽいものを久々に読みたくなって、いつものブックオフを徘徊していた時に見つけた本。主人公のクラスには何かの主人公っぽい人がいる。だけどクラスの誰も違和感を持たず、普通に接している。アンチファンタジー的なノリが痛快で、ファンタジーの「お約束」をことごとくぶち壊しにしていく様は読んでいてシュールで小気味いい。偶然の出会いだったけど、とてもいい本でした。一冊できりよくまとまっているのもGoodポイント。
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自分が「何らかの物語の中の」キャラだと 気がついてしまった高校生の二宮。 同じクラスの神宮寺が あきらかに敵と戦う系のヒーローなので 視界に入らないようにしていた。 にもかかわらず、神宮寺は彼に接近してきて あまつさえ他のクラスメイトには秘密のはずの 「設定」をベラベラばらして...
自分が「何らかの物語の中の」キャラだと 気がついてしまった高校生の二宮。 同じクラスの神宮寺が あきらかに敵と戦う系のヒーローなので 視界に入らないようにしていた。 にもかかわらず、神宮寺は彼に接近してきて あまつさえ他のクラスメイトには秘密のはずの 「設定」をベラベラばらしてくる! さらに「作者の意向により」 転校してきた少女・桜子の口から 二宮が作者の思惑外で動くキャラなのではと 推理を披露されて…。 あはは、おもしろ〜い。 一回きりしか使えないプロットかもだけど 好きだわ〜、このノリ。 そうよね、ヒーローの友達って いろいろ巻き込まれてロクなことないもんね。 わかっているのに結局 友情をあたためてしまう二宮こそが 実はほんものの主人公なのでは?
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メタ発言で成り立っている物語。 それがあってこその物語ということを意識して構築しているであろうから、ツッコミどころは満載で、読者であるこちらと同調することも多々あります。 それがもくてきなんだろうなあ、載せられちゃってるなか、と思いながらするする読みました。 誰かに決められたレ...
メタ発言で成り立っている物語。 それがあってこその物語ということを意識して構築しているであろうから、ツッコミどころは満載で、読者であるこちらと同調することも多々あります。 それがもくてきなんだろうなあ、載せられちゃってるなか、と思いながらするする読みました。 誰かに決められたレールの上を歩むということについての不満というのは、誰でも感じることがあるはしかのようなものなのかもしれないけれど、誰でも感じたことがあるだけに共感しやすいことではある。それに抵抗しようとするけど、決して抵抗することはできずに従ってしまう、という桜子さんの鬱屈には共感すごくしてしまう。 いい年こいたおっさんが言うことではないですが、自分自身が選択したことでないのに関わらず、生活の大部分に影響することを強制されている感覚は、ひどく不満と鬱屈を生むものです。 なんとか折り合いをつけてやり過ごしてしまったから、未だにその感情にから抜けきれずにいるのだなぁ。 完全に受け入れるか、離れるかしかないんだよなぁ。中途半端な折り合いつけるのが、一番よくないです。
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