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怪しい人びと 新装版 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2020/03/12 |
JAN | 9784334779962 |
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怪しい人びと 新装版
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商品レビュー
3.4
36件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
東野圭吾の短編サスペンス集!街中に潜む無数の人々、彼ら彼女らのことを我々はなに一つ知らずそういう意味では全員怪しい存在と言えるかも?そんな怪しげな人々の怪しげな暗部が滲み出る小事件の数々!実際東野圭吾は初めてだったが噂通りに読みやすく楽しい読書だった。 寝ている女は、部屋の中で寝ていた怪しげな女の不可思議がメインだが、同僚の女性関係を起点としてそれより以前に部屋がラブホ使いされ、日常が侵食されている場面も面白かったと思う。最後にはあれほど存在感のあった女が一切姿を表さず、侵食のきっかけとなった別の黒幕が語って終わるのが消化不良な怪しげさだ。 もう一度コールしてくれ、は逆に最後の最後で秘密が明かされる。だがそれはどうしようもない人生を歩んでしまった主人公を救うことはなく、逆にそのどうしようもなさに拍車をかけてしまう事実であった。もちろんそれが老人の言い訳の可能性もある。何せ怪しいから。 死んだら働けない、は人間の二面性が横たわっていたと思う。自分たちには頼りになる上司であった男が家族や取引先にとっては仕事に取り憑かれた理不尽な存在であったというのは人間を一面で見ることの不正確が出ている。主人公も上司を尊敬しつつその死を面白がったり、上司の上司が信じられぬような行動をしたり、犯人の豹変もそうした多面性の一つなのだろうか? 甘いはずなのに、もコールと同じく事実が救いとならない話だ。だが希望はある終わり方でもあった。しかし真実に導いた夫婦のかつて殺意を抱きあったという話は明かされないし、本当に娘の死が事故だったかどうかはわからない。強盗に襲われたこともそうだしもしかしたら巧妙に死が事故であったように思われせているような気もする。なにせ、無実を証明する証拠がなく、スッキリ終わったように思えて、怪しい容疑者は残ったままな気がする。 灯台にて、は二人の異様な関係の学生がメイン。彼ら二人も十分怪しいが灯台守のさらに怪しい存在として現れる。だが最後に主人公の悪意により、かねてよりマウントを取り続けるもう一人の学生は弱みを握られて抑え込まれることとなると予想される。そうなると彼に灯台守を殺させるように誘導した主人公こそが黒幕となるだろう。しかしかれの真意もまたはっきりしてしていないのだ。 結婚報告、は覚えのない結婚報告から始まる物語だ。親友に会いにきたolが出会したのは、異様な趣味を持つ男達と異様な執着を見せる女である。それらが連鎖しあい信じ難いような奇妙な状況を作り出しのであり、前半の真相究明パートは中々緊迫して読めた。なにやら女性達の口が悪いのもアジ。 コスタリカの雨は冷たい、は唯一海外の街での話。観光に来たカナダ在住の夫婦二人を襲った強盗の話から、街ぐるみに忍び寄りつつある犯罪の気配を感じる。それまでそれなりに平穏だったはずの国は、警察ぐるみの犯罪が現れ始め人々も警戒を強めており、真相がわかっても異様な怪しさがなくなるどころかむしろ増えてるような感じだ。なにやら主人公の性格や口が悪いのも特徴。まったく話は変わるが今回の話は主人公達が関係していた人々の善意的な部分も多かった気がする。コスタリカの現地住民達は自分たちになりに助けや同情を見せてくれたし、デスクの厄介者の女性は機転と気を使って大使館に写真を送ってくれた。盗まれたカメラを貸してくれた友人は微妙なジョークをいいつつ友人をフォローしてくれたし、日本人嫌いのタミヤばあさんは最後に疲れた二人に向けてお帰りなさいのメッセージを送ってくれたのだ。不覚にも感じ入る部分があった。
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怪しい人っていますよねぇ〜 あの公共で人探しのビラ配ってる人とか…闇の組織だったりして、、、◝(๑꒪່౪̮꒪່๑)◜
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※このレビューにはネタバレを含みます
「寝ていた女」の途中で、「あれ?この本結構古いよね?!」と思い始めました。女の人の話し方って時とともにかなり変わってるんですね。1994年の著書とのこと。 それでも、男性の想像する女の子のイメージが幻想に過ぎないってことは、不変なんだな〜。 各短編には、それぞれひと癖ある人たちが出てきますが、「灯台にて」の主人公が1番普通っぽいと思わせておいて、1番気持ち悪かったです。
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