東京のかわいい看板建築さんぽ

宮下潤也(著者)

• 販売会社／発売会社: エクスナレッジ
• 発売年月日: 2020/02/28
• JAN: 9784767827148

商品レビュー

2021/06/20

看板建築とは、関東大震災後、主に東京で建てられた、正面をを平坦に立ち上げ、銅板や、モルタル、タイル、といった不燃材料で覆った木造建築のこと。職人たちが思い思いにヨーロッパ風に、ギリシャ風に、和洋折衷にデザインしたユニークなものだ。屋根の形や、壁面の文様、レリーフなど非常に趣があって愉しい。地上げなどを生き抜いた貴重なもので、店舗か仕舞屋になっている。正面だけというところが実にかわいいのだ。東京に行ったら、ぜひ看板建築巡りをしたいものだ。

2021/06/11

看板建築だけではなく、昭和大正明治を感じさせる建物が大好きです。中でも看板建築は特に好きで、歴史的価値もさることながら、西洋風を取り入れてモダンにしようとしているその雰囲気がとてもポップです。
左官で仕上げられた華麗な装飾や、時代を感じさせるフォント。緑青の吹いた銅板壁等とにかくいつまで見ていても飽きません。
東京の物件にフォーカスを当てた本です。なん点かは既に写真に収めているのでそういう点でもワクワクしました。貴重な建物ばかりで今すぐ見に行きたくてうずうずします。
看板建築万歳。