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ポロック生命体
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/02/27 |
JAN | 9784104778027 |
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ポロック生命体
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商品レビュー
3.3
11件のお客様レビュー
圧巻で、難解で、なによりもとても美しい作品 ChatGPTが日常生活に紛れ込んできたのが2023年。本作は2020年。原型は2013年から続いている。 将棋の「負ける」、人間?ロボット?の「144C」、これってパスティーシュ?って思う「きみに読む物語」、ラストの超大作「ポロッ...
圧巻で、難解で、なによりもとても美しい作品 ChatGPTが日常生活に紛れ込んできたのが2023年。本作は2020年。原型は2013年から続いている。 将棋の「負ける」、人間?ロボット?の「144C」、これってパスティーシュ?って思う「きみに読む物語」、ラストの超大作「ポロック生命体」。 後半2作が鳥肌ものだった。 ヒトには小説を理解、共感するスコアがある。スコアが低いやつにはスコアが高い小説が理解できない。語弊あるけどこんな感じ? 私はスコア低いのかな?と真剣に思ったよ。IQならぬSQって発想に感服。共感指数、シンパシー・クォーシェント。まいった! ラストの表題作は、さらに驚愕。AIが絵を、小説を書く。それを世の中は受け入れるのか?将棋等のゲームではすでにヒトを超えているAIの侵略が侵攻する?いや、そうじゃない。共存なのだ。 ChatGPTについて、ビジネスでは駆逐みたいな表現が通ってる。使い方次第ってのが今の着地点かな。でも、まだ共存という概念は無い。これ再読必須だな。
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三章の途中で挫折。難しい。 難しいけど少し面白い。今の自分には合っていない、でも理解したい。テーマはすごく好き。いつかもう一度挑戦する
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読書備忘録588号。 ★★★☆。 久しぶりの瀬名さん。パラサイト・イブが最後だったかな?テーマはAI。AIは人間を超えることが出来るのか? AI対将棋、AI対小説、AI対書評、そして作品に宿る生命。 独立した4篇から成りますが、流れがあるのである意味連作短編と言っても良いかもしれません。 [負ける]AIと人間の将棋の戦い。将棋や囲碁は、この先自分に勝機は無いと判断すると"参りました"とか"負けました"と投了する。AIは王を取られるまで負けない。負けを認めるAIは成立するのか? [144C]編集者の会話だけの短編。哲学か?AIは小説を書けるのか?将棋もそうだが、AIを成長させるのは学習。機械学習と呼ばれている。多くの過去の事例を覚えさせることで、ある状況において正しい選択肢を選ぶという単純なもの。人間にはできない。では小説とは?過去の作品を覚え込ませて、そのエッセンスから新しい小説を書けるのか?それは人の心を打つのか? [きみに読む物語]感動する小説とは?多くの人間が感動するレベルを数値化。人間が感動する平均的なレベルを超える傑作はいくら傑作でも人を感動させることはできない。人間の平均レベルに合わせて傑作だと評論する。そのレベルに合わせた小説をAIが執筆すれば人々が感動する傑作になる。 [ポロック生命体]先の3編の集大成。人は老いる。画家でも作家でも全盛期から老いるに従い、作品のレベルは落ちる。AIはレベルを落とさず永遠に成長させることが出来る。既に故人となった小説家の新作を発表する。その本の表紙画も個人の画家のもの。まさに最高傑作であるとブームになる。しかし、人々は最終的にそれを無視し始める。無かったものとして。 まあ、そんなもんなんだろう。 ちょっと読むのがシンドイ小説でした。
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