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遅いインターネット NewsPicks Book
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遅いインターネット NewsPicks Book

宇野常寛(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2020/02/20
JAN 9784344035768

遅いインターネット

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商品レビュー

3.8

68件のお客様レビュー

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2025/10/26

自己幻想の肥大化を防ぐべき、という主張は面白く、遅いインターネットと標榜される方向性にも共感する。 しかしanywhereとsomewhereの分断はやや単純化し過ぎな気もするし、そもそもSNS漬けの人が前提なのも違和感がある。 あと糸井氏の試みがsomewhereな人に響かない...

自己幻想の肥大化を防ぐべき、という主張は面白く、遅いインターネットと標榜される方向性にも共感する。 しかしanywhereとsomewhereの分断はやや単純化し過ぎな気もするし、そもそもSNS漬けの人が前提なのも違和感がある。 あと糸井氏の試みがsomewhereな人に響かないことを主張しつつ、最後の試みはもっとハイソなんじゃないかなとも思ったり。ご本人が言うように、モヤっとするところは結構あった。

Posted by ブクログ

2025/05/06

『庭の話』を読もうとしたけどその前にこちらまだ読んでなかったなと思い引っ張り出してきた。今思えばここ10年くらいの振り返り本とも思える。文化の4象限と3つの幻想、「考えること」と「書くこと」。ここ近年、AIというキーワードが大きくなってきた今こそ内容が刺さる一冊だった。 「速度...

『庭の話』を読もうとしたけどその前にこちらまだ読んでなかったなと思い引っ張り出してきた。今思えばここ10年くらいの振り返り本とも思える。文化の4象限と3つの幻想、「考えること」と「書くこと」。ここ近年、AIというキーワードが大きくなってきた今こそ内容が刺さる一冊だった。 「速度の自由で僕たちが手に入れなければならないのは、むしろ情報への進入角度と距離感を自分自身の手で調整できる自由なのだ」

Posted by ブクログ

2023/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

社会やその一部として暮らす人々の暮らしが、どうすれば良くなっていくのか。そんな大きな話をしている本。 内容的には、メディアやネットに溢れる要約された情報を受け取りわかった気になったり、ハッシュタグをリプライして何かした気になっているのはまずいので、ゆっくりと考えることからやっていこう。という主張。(なので要約感想を書くのも抵抗感がある) このような考えから、著者自身が実際に始めている同名タイトルの活動へ向けてのレジュメというか決意書のように読めた。 遅いインターネット https://slowinternet.jp/ 本書に通底するモチーフには自分か常々考えていることと重なる部分が多くあるように思い、例えば、他人の物語や欲望を内面化することの害悪や、人を動かすもの(思想からドラッグまで)で、早く効きすぐきれるものには気をつけろ、ということ。 「盛り上げていく」とか「発展していく」など、快楽への期待や自然な欲望をエネルギーにしていく(もしくはそれらを当てにする)方向では社会のような大きな範囲では行き詰まると薄々気づいてるが、ほとんどの人は中々抑制方向に積極的にエネルギーを傾けられない。 個人個人では、自分に向いているものを見つけ研鑽したり、楽しいことに夢中になることは生きていく上でかけがえのないことだけど、その情報が拡散共有されることである種の集団・社会ができてしまう。個人の生きがいの範疇で行われていることが、幻想として多くの人と共有されたとき、また、それを誰かに意図的に扇動や利用されたときに、大局的にはまずいことが起こる場合がある。 扇動利用すること自体も誰かの楽しいことや生きがいだったりする。 結局は、どうすれば発展・欲望ドリブン的なものを抑制できるかという方法論の話に帰結するように思う。 詫び寂びや仏教などもその方法論の一つだと思う。 以下、記憶の補完のため、なるほど感が高かった部分のまとめ。 家族など、生まれながらの集合以外で人と人が集団を作る際、物語や幻想の共有が必要となる。 共有する物語・幻想の分類として、横軸に「日常-非日常」、縦軸に「自分の物語-他人の物語」とする四象限を設定し、以下のようにまとめる。 ・第一象限 非日常×他人の物語 他人の物語に感情移入 20世紀前半の映画的カルチャー ・第二象限 日常×他人の物語 他人の物語の共有が日常的に 20世紀後半のテレビカルチャー ・第三象限 日常×自分の物語 ? ・第四象限 非日常×自分の物語 自分の物語(経験)を発信 sns的カルチャー 上記第三象限だけが大きく社会的には未試行であり、ポピュリズムにも陥らずハッシュタグ的動員にも頼らない社会・政治参加の可能性があるのではないか。 このエリアへの具体的提言として吉本隆明の共同幻想から対幻想・自己幻想へ自立するためのアプローチを引き、吉本隆明が広く影響力を持っていた時期(60~70年代?)、この辺の全共闘世代が革命不可能を認識した途端、企業の歯車として経済発展を成し遂げた歴史と合わせて語られる。 マルクス主義などのイデオロギーから自立したとたん、自分と家族を守るため思考停止になる。 結局はイデオロギーの鞍替えをしたにすぎず、誰かの物語や欲望を内面化している。 吉本の自立への思想は、女性を所有することで成立する自立ごっこであり、政治的イデオロギーから経済的イデオロギーに、「トップダウンのイデオロギーからボトムアップの暗黙の合意形成」へ染まり直すことを容認するために使われてしまう。その辺りが吉本の思想の限界だったのでは。 吉本隆明が促した政治的イデオロギーからの自立はアップデートされ糸井重里が1998年に始めた「ほぼ日」に受け継がれており、その在り方は本書の大きなインスピレーションになっているという。 消費社会にのることで促された自立。さらにモノからコトへと消費対象が移り情報化する社会。過剰な情報から撤退するように、「ほぼ日」は良い品をそれなりの価格で販売するECサイト化しているらしい。 「ほぼ日」の非政治性は大きな政治的イデオロギー(非日常)と品の良いタオルのある暮らし(日常)を相対化する機能を待っているが、現代の政治的イデオロギーは権威的なトップダウンではなく、snsなどからボトムアップ的に生まれるもので、そこからの自立を促すことはできていない。 提示される情報に対してイエス/ノーのどちらに与するとかじゃなく、そこで得た着想から新しい問いを設定し、世界に存在する視点を増やすこと。それは世界を豊かにする。

Posted by ブクログ