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臨床探偵と消えた脳病変 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2020/02/19 |
JAN | 9784488411213 |
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臨床探偵と消えた脳病変
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臨床探偵と消えた脳病変
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医科大学の脳外科臨床講義初日、初老の講師は意外な課題を学生たちに投げかけた。患者の脳にあった病変が消えてしまった、その理由は? 正解者には今期の試験においてプラス50点を進呈する、というのだ。一向に正解にたどり着けない中、西丸豊という学生ただ一人だけが意外な真相を導き出す――。 ...
医科大学の脳外科臨床講義初日、初老の講師は意外な課題を学生たちに投げかけた。患者の脳にあった病変が消えてしまった、その理由は? 正解者には今期の試験においてプラス50点を進呈する、というのだ。一向に正解にたどり着けない中、西丸豊という学生ただ一人だけが意外な真相を導き出す――。 ・・・ミステリーなんだろうが
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優れた診断能力を持つ臨床医師・西丸が探偵役を務める医療ミステリー。長編ではなくバラエティ豊かな短編集である。 何やら某天久鷹央を想起させる設定だが、こちらの西丸は積極的に調査に取り組むタイプではなく、他キャラの誤答を正すように最後に現れる舞台装置という印象が強い。背景もほぼ語られ...
優れた診断能力を持つ臨床医師・西丸が探偵役を務める医療ミステリー。長編ではなくバラエティ豊かな短編集である。 何やら某天久鷹央を想起させる設定だが、こちらの西丸は積極的に調査に取り組むタイプではなく、他キャラの誤答を正すように最後に現れる舞台装置という印象が強い。背景もほぼ語られないので作中一の謎ですらある。 この作品の特徴として「誤答もそこまでバカバカしくない」というものがある。ツッコミ役の探偵がその場にいないので珍回答が出ないのだ。 登場人物の大半が医者なので知能レベルが高いというのはある意味リアルではあるのだが、エンタメとしては少々問題がある。ツッコミどころもなく淡々と推理が進むのでどうしても目が滑るのだ。 また、謎そのものも全体的にスペクタクルに乏しく、表題作である「消えた脳病変」を除くと解答が示された時のカタルシスが弱く感じる。収録作の中では圧倒的に「消えた脳病変」の出来がよい。 派手でない分精密な推理が展開されるのかと言えばそうでもなく、特に二本目の「幻覚パズル」は短編で取り扱うのは不適格なロジック構成に感じた。 とはいえミステリとしてしっかりとした解答を用意しているのは好感が持てるし、作者の次作を読んでみたいと感じさせる作品だった。
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大学病院の救命救急センターに勤務する西丸医師は類い稀な診断能力から、不可解な症状に苦しむ患者たちを救う最後の砦のような存在になっている。 短編らしい淡々としたスマートな読み味と医療の現場というプロフェッショナルな舞台がすごくマッチしてる。 収録作の中では「開眼」が特に好き。タイト...
大学病院の救命救急センターに勤務する西丸医師は類い稀な診断能力から、不可解な症状に苦しむ患者たちを救う最後の砦のような存在になっている。 短編らしい淡々としたスマートな読み味と医療の現場というプロフェッショナルな舞台がすごくマッチしてる。 収録作の中では「開眼」が特に好き。タイトルとの結びつけが上手い。 西丸の探偵ぶりをしっかり描いておいて最後に倒叙モノを持ってくる辺りも良いセンスだなあと思う。 犯人を当てるものではなくあくまで“診断をつける”ミステリーではあるけど、伏線の張り方とかとにかく手際の良さが際立ってて、なんかこういうの読んだの久しぶりかも知れない。 日常の謎モノのようだけど命を守る最前線でもある。だから謎解きに対する使命感が胸を打つ。
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