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内澤旬子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 本の雑誌社
発売年月日 2020/02/14
JAN 9784860114398

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¥385

商品レビュー

4.4

19件のお客様レビュー

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2024/10/31

ファッションが苦手だ。もう少し細かく言うと、洋服を選ぶことが苦手だ。さらに詳しくすると「流行やトレンドをいい感じにとらえて、自分の体型なども踏まえて似合うものを選ぶ」ことが苦手だ。だったら我が道を行くのもひとつの手ではあるけれども、そこまで突き抜ける度胸もなければ、「あの人古い服...

ファッションが苦手だ。もう少し細かく言うと、洋服を選ぶことが苦手だ。さらに詳しくすると「流行やトレンドをいい感じにとらえて、自分の体型なども踏まえて似合うものを選ぶ」ことが苦手だ。だったら我が道を行くのもひとつの手ではあるけれども、そこまで突き抜ける度胸もなければ、「あの人古い服着てるよね」と思われるのも絶対に避けたい。 仕事でも、取引先とのきっちりした打ち合わせからオフィスカジュアルまで、友達とのいいお店でのご飯からフランクな飲み会まで、保護者会、面談、運動会…とそれぞれ適した服が変わってくる。そのうえで流行が変わる。厄介すぎるんだよ! ただ、自分の服選びに関して言うと、ついに「金で解決」という手段を手に入れて、プロに選んでもらう、というところに着地し、ストレスから解放された。 で、夫である。 自分の服選びすらままならないのに、メンズはもっと分からない。しかも夫は服に興味がない。放っておくと「無印良品でMサイズを買えばいい」みたいなところに着地する。悪くはないが、40半ばでそれですべて済むと思うなよ……と膝から崩れ落ちることになる。 というわけで、ときどきデパートのメンズフロアに一緒に行き、ベーシックな雰囲気のものを扱うブランドで、店員さんにまるっと相談して一気に買いしたりしている。 で、だ。 このまるっと相談、というのが、そもそもスキルが必要なことだったんだな、と、この本を読んで改めて思った次第。 個人的に文字ベースで生きている人間なので、ファッション誌の写真から今年のトレンドを読み解け、みたいなのはとても苦手なのだけれども、「こういう場所でこういう風に見られたくて、こういうアイテムを探している」というのを言語化するのは得意。 多分、この本で内澤さんが担っていたのはそこだよね。 というわけで、読んでいてとても楽しかった。ファッションの、文字化!ありがとう! そして、ほとんどがスーツ選びなんだけれども、メンズスーツの奥深さよ。そして、みなさんの変わりっぷりよ。 そしてそして、バーニーズ……。あの、ドアマンがいる感じね。何度か入ったことがあるものの、突き刺さる「お呼びでない」感。あぁ、あの先にはこういう方がいて、こういう世界があるのだな、と。新しい世界も楽しめました。 そして、すっかりスーツを着なくなった夫に、一着新しいの買わせようかしら、と思わせたくなるマジック。 みなさんの変身写真出てるけど、変身しすぎでしょうよ…。この写真だけでも見る価値は大きいと思います。 というか、高野秀行さんの変身っぷりを読みたくて読んだんですよ。すごかった。 あと、最後に内澤さん自身のスーツ選びもされているけれども、個人的には女性のスーツもいろいろやりようはあるかなとは思う……ものの!トレンドもあるかもだけど、セットアップで男性ほど締まった感じにならないのは何だろうなとずっと疑問ではいる。そして、求められるのは存在感のある(価格がゴージャスな)アクセサリー…。スーツだけで完結しないのは、やっぱりあくまでメンズから派生しているからなのかな。 最後に、そういえば結婚式の引き出物はバーニーズのカタログギフトにしたなと思い出した。

Posted by ブクログ

2024/04/25

面白かった! 職場でおつきあいのある作家や編集者たちに びしっとしたスーツをあつらえていくドキュメント。 文章だけでも興奮が伝わってくる。 ビフォーアフターをナマで見ていたら相当に面白いだろう。 日ごろ入ることのない銀座や六本木の敷居の高い店。 一人ではとても入れない場所に、友人...

面白かった! 職場でおつきあいのある作家や編集者たちに びしっとしたスーツをあつらえていくドキュメント。 文章だけでも興奮が伝わってくる。 ビフォーアフターをナマで見ていたら相当に面白いだろう。 日ごろ入ることのない銀座や六本木の敷居の高い店。 一人ではとても入れない場所に、友人の服を作るために編集者と3人で訪れ プロのフィッターの講釈を聞きながら、変身していくさまを目の当たりにする。 本を読むだけでも追体験としてすごくおもしろい。 内澤旬子さんのほかの本よりも、明らかにテンション高め。 スーツの世界の奥深さ、誰にでも、自分を素敵に見せる服があること。 値段なりなところがあるのも否めないが、 身体に合うものにするだけでも印象はかなり変わる。 微妙な丈、ゆとりの取り方、プロフィッターの方の見立てのセンスから 自分では選ばない意外な色、形の服が、 ばっちりとその人を格上げさせる。この醍醐味。 吊るしの状態ではイマイチで、 立体の身体が入った時にしっくりするのが上質なスーツ、というのに目からウロコ。

Posted by ブクログ

2024/01/21

高野秀行さんの講演会に行ったときに、このスーツで来てくれないかな…!とひそかに期待して行ったのだけれど、普段のラフなお姿で、ちょっとだけ残念だった(笑)。着せ替え人形とされた男性たちが、徐々に覚醒しつつある姿がとても面白いのだが、やっぱり、普段着からガラッと変わるほどの心地よさで...

高野秀行さんの講演会に行ったときに、このスーツで来てくれないかな…!とひそかに期待して行ったのだけれど、普段のラフなお姿で、ちょっとだけ残念だった(笑)。着せ替え人形とされた男性たちが、徐々に覚醒しつつある姿がとても面白いのだが、やっぱり、普段着からガラッと変わるほどの心地よさではないんだろうなぁ…(笑)。

Posted by ブクログ

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