ヘタレ魔王とツンデレ勇者 カルトC equalコレクション

夏野はるお(著者)

• 販売会社／発売会社: 笠倉出版社
• 発売年月日: 2020/02/25
• JAN: 9784773072310

商品レビュー

2024/10/13

☆3.0

勇者の要素は無くてガラの悪い王子。
帰りたい理由も無いし魔王が気になるから居着いたという感じかな？
割とあっさりくっつき、特に大きな障害なくイチャついてる感じでサクっと読める。
絵が綺麗で好み。
電子DMM 白抜き

2020/06/04

▼あらすじ
悪名高い魔王を打ち倒すべく、一人城に乗り込んだ王子のアイク。
しかし、いざ対峙した魔王は気が弱くて争い事が嫌いだと言い、アイクの攻撃に反撃もせず逃げるばかり…。
それどころか、怪我をすれば誰よりも心配し自分の事を理解しようとしてくれる。
倒しにきたはずなのに、いつの間にかもっと一緒にいたいと思うようになっていて…!?

＊＊＊

ストーリーの完全度：普通
トーン：あまあま・コミカル
エロ度：普通
萌え度：普通
総合評価：★4.0

作者さん初のコミックス。丸々一冊表題作でした。
まず最初に思ったのは凄く絵が綺麗だということ。特にノア(攻)が超絶イケメンでうっとりしてしまいました…。顔良し性格良し、あまけにtnkの長さも自由に変えられるって最強過ぎない…？(笑)

ただ、ストーリーは思ってたよりも平凡な印象でした。出だしは良かったのですが、勇者が割と直ぐにほだされてしまったので肩透かしを食らってしまったというか…そもそも、勇者が全然勇者っぽくなかったというか…。
あまあまなのは良いのですが、全体的に平凡過ぎてややインパクトに欠ける印象なので、もう少し見所があれば良かったかな、と思います。

特に魔王については少々優し過ぎるんじゃないかな〜と。
ヘタレ攻めは大好物なんですが、ずっとヘタレれてるんじゃなくてたまにはビシッとした頼り甲斐のある姿を見せて欲しかったです。
例えば勇者を他人に傷付けられてキレるノアとか、そういう感じの。
最初の方で魔王が部下を一喝したシーンがあるのですが、ああいういかにも魔王！って感じのノアが凄く良かったので、ああいう姿がもっと見られたら良かったのにな、と思いました。

とはいえ、ベルフフやルディといった個性あふれる脇キャラには魅力を感じましたし、何より絵が綺麗だったのでそれだけでも満足度は高めです。
あまあま・ほのぼの系のライトなBL作品が好きな方にオススメしたい一冊です。作者さんの次回作に期待します。