次の時代を先に生きる ローカル、半農、ナリワイへ ちくま文庫

髙坂勝(著者)

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2020/02/10
• JAN: 9784480436535

商品レビュー

2023/04/15

コピーは「ローカル、半農、ナリワイへ」。
特に「ナリワイ」については、事例やテクニカルなところも触れており、重宝するのではないか。
脱資本主義というコンセプトだと思うが、日本社会が成熟するなかで、それを挑戦的なかたちで取り扱わなければいけないところが残念。（本著が、ということではなく、日本の政治状況や国民の価値観という意味で）

つまり、もっと、生活、生き方が多様化し、それがお互いに尊重、敬意をもって捉えられる社会になれば、その見方も変わるのではないだろうか。
ヨーロッパは、それの傾向が強いと思う。
個人主義といってしまえば、それまでだが、歴史、文化にも通ずるものがあり、その点では日本も負けてはいないはず。

以下引用
・生きることの楽しみの根底は、美味しいものを食べること。田舎では、生きかた次第でそれが容易に手に入る。消費者に陥る必要はない。
・人は「The消費者」として生きてゆくほかないのか？そのために必死で働かねばならないのか？

・これからの持続可能な生き残りビジネスには、スケールメリットよりスモールメリットやミニマムメリットのほうが、優位になるし、価値が大きくなるだろう。

2022/01/02

・より消費を少なくし、より自由な時間と選択肢を手にする。
・ダウンシフターズの増補版的な本。主要メッセージは同じ。
・自分の暮らす場所を面白くする。

2021/03/01

2020年 5冊目
『次の時代を先に生きる』
経済成長のカラクリとそれに踊らされてるThe消費者の私たちは、このままモノカルチャーや生産的/効率的な社会では幸せにはなれない。
そこで、
「半農半X」という生き方が紹介されている。

運命的な出会いを感じた一冊