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鉄の門 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社／発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2020/02/13 |
| JAN | 9784488247102 |
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鉄の門
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商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小箱の中身は何だったのか？ルシールは、なぜ失踪したのか？ルシールに小箱を渡した男の正体は？興味を持ちながら読んでいると、わりと早い段階で小箱の中身は明かされ、ルシールも無事に発見される。 でも発見されたルシールは精神に異常をきたしており、隔離病棟のような場所に入れられる。あの箱を見てルシールがなぜあれほど精神に異常をきたしたのか。親友ミルドレットの変死と関わりはあるのか。それを考えながら読み進めると、さらにおもしろくなって、ページをめくる手がとまらなかった。
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ずいぶん前の作品なのに、人間のおどろおどろしい心理や家族関係の機微がしっかり描かれていて、ふとした瞬間に私もこんな事思ってる、と愕然とする。ずっとミラー氏を読み続けてて、心が消耗されてしまった。
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ドロっと暗くなる読み応え。重かった。予想外の結末とかではないのだけど、人が追い込まれていくとどうなるのか、狂気と正常の境目はどこなのか、そういうのが人ごとでなく、自分のことと曖昧に重なっていく怖さがあった。
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