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夕陽の道を北へゆけ
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夕陽の道を北へゆけ

ジャニーン・カミンズ(著者), 宇佐川晶子(訳者)

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夕陽の道を北へゆけ

定価 ¥3,410

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2020/02/05
JAN 9784152099143

夕陽の道を北へゆけ

¥550

商品レビュー

4.6

11件のお客様レビュー

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2024/09/29

どなたかの感想を見て、読んでみたくなって図書館で予約。 表紙とタイトルだけ見て、なんか面白くなさそう…と思ったけれど、とんでもない。 ハラハラドキドキして早く読み切らないと親子が心配で気が休まらない…。 最後、ハビエルにテレビ電話するシーン、もう耐えられなかった。リディアとルカ...

どなたかの感想を見て、読んでみたくなって図書館で予約。 表紙とタイトルだけ見て、なんか面白くなさそう…と思ったけれど、とんでもない。 ハラハラドキドキして早く読み切らないと親子が心配で気が休まらない…。 最後、ハビエルにテレビ電話するシーン、もう耐えられなかった。リディアとルカたちが以降も健康に過ごせることを祈ってしまう。 著書の覚書 メキシコの国境の壁で「こちら側にも夢はある。」という落書きがあったと。アメリカという国の途方もない大きさと、自我の強さが周辺に歪みを生んでいるのだなと思う。 また褐色の顔のない集団ではなく、顔を持った人であることをわかってほしいと。 著者の思いが素晴らしい作品でした。

Posted by ブクログ

2024/09/01

イッキ読みしてしまった。 スティーブン・キング氏の推薦コメント「冒頭の7ページを読んだら、最後まで読まずにはいられない」が訳者のあとがきで紹介されていたが、まさにそれ! 私も冒頭の7ページ以降、続きが気になって気になって本を置けなかった。 ピリっとしない日本語タイトルで、図書館...

イッキ読みしてしまった。 スティーブン・キング氏の推薦コメント「冒頭の7ページを読んだら、最後まで読まずにはいられない」が訳者のあとがきで紹介されていたが、まさにそれ! 私も冒頭の7ページ以降、続きが気になって気になって本を置けなかった。 ピリっとしない日本語タイトルで、図書館から届いたときは、「何だこれ。こんなのいつ予約したんだっけ?」とか思ってしまった。 でも、原題は「American Dirt」で、それをそのまま日本語に置き換えるよりは、やっぱり「北を目指す」という意味のことが入っているタイトルの方がふさわしいような気がするから、これはこれでいいのかも。 カルテルの悪行を暴こうとしたジャーナリストの夫が殺され、8歳の息子を連れた母親がメキシコからアメリカへ不法入国する話だが、激しく心かき乱される辛い場面がいくつもある物語だった。 以前読んだ、ヴィエト・タン・ウェン編集の『ザ・ディスプレイスト』のあとがきの言葉「母国を出てからの彼ら(難民たち)のたどる道はまっすぐでも安全でもない」が思い出される。難民の多くの人がトラウマを抱える、と聞くがきっと事実だろうと思う。 先日も、NHKBSで、ドキュメンタリー『運び屋の“ゲーム” バルカンルート 難民たちの逃避行』を見て同じように辛かった。 何年か前に、難民キャンプから出ることのできない若者が、教育を受けたり、働いたりできないことに対し「多くの機会を奪われることが辛い」と国連で訴えたのを聞いたときも、彼らの取り返しのつかない損失に胸をかきむしられるような気持ちになった。 こうした情報をつい集めてしまう。 多くの人は難民になるしか選択肢がない。生まれる国が違えば「私だったかも」と思わずにはいられない。 だから、著者のあとがきにはとても共感した。彼女の最初の作品『The Rip in Heaven』も読みたいな。ノンフィクションらしい。 『ザ・ディスプレイスト』にもあったけれど、国境って本当に必要?と思ってしまう。必要だと思っている人にとっては頭がおかしい意見だろうけれど。 でも、昔は日本もいくつもの国に分かれていてそれが当たり前だし必要だと思われていたけど、一つの国になっても何の違和感もない。その規模の大きい版だと思えばいいのではないかしら。 国境があろうとなかろうと、悪いことする人はいくらでも簡単に出入りできるでしょうしね。

Posted by ブクログ

2023/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メキシコ。カルテルに親族16人を惨殺された母子の冒険譚。カルテル、コヨーテ、移民、通りすがりの人々の人間臭さが好き

Posted by ブクログ