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酒合戦 新・酔いどれ小籐次 十六 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2020/02/05 |
JAN | 9784167914349 |
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
新になって16作目、トータルでは35作目になる。このところ大きな話が続いてたが、今回は小振りな作品が5つ並ぶ。まあ、これくらいのさほど大事件じゃない方が小藤次らしい気もする。しかし、まあ大奥にまで乗り込みますか。多少やり過ぎ感も ^_^
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酔いどれ小藤次も、シリーズが、何処までも続く。 駿太郎も13歳になり、剣術の冴えも映えるようになって来た。 今回も5話からなる。 「神谷町の隠居所」は、芝口橋際の紙問屋 久慈屋の昌右衛門が、隠居し五十六となを変え、内儀のお楽と共に隠居所ヘとの引っ越しの話である。 子供から成長して...
酔いどれ小藤次も、シリーズが、何処までも続く。 駿太郎も13歳になり、剣術の冴えも映えるようになって来た。 今回も5話からなる。 「神谷町の隠居所」は、芝口橋際の紙問屋 久慈屋の昌右衛門が、隠居し五十六となを変え、内儀のお楽と共に隠居所ヘとの引っ越しの話である。 子供から成長して、名を替えていくことはこの時代当たりまえだが、やはり、隠居の身になっても、名を替える事に驚いた。 女性の場合は、其のままなのだとも・・・ ホンワカと、引っ越し祝いの掛け軸などの話や隠居所の名前もお楽の一声で、決まってしまった所が、この時代には珍しいのではと、思った。 2話の「拐し騒ぎ」は、江戸の時代でも、女誑しの男に騙される若い女性が、多かったのだと、・・・一つ間違えば、誘拐犯なのに。 「木刀と竹竿」駿太郎の通っている桃井道場の桃井春蔵の兄弟弟子関係ともいえる笹村守善が、道場破りの者に破れ身まかった。 その道場破りの者から、桃井道場も、狙われることになる。 立会人となった小藤次だが、その輩を竹竿で、咽を一突きで、勝負あり! 「お鈴の迷い」は、お鈴の迷い事よりも、望外川荘で、老中青山忠裕の正室の久子を迎えて、鼠草子を披露することの方が、主であるような感じである。 小藤次が、老中とも交友関係が、あるのに、うづの子供を背中に負い、研ぎに励む姿の雲泥の差が、面白い。 「吹上の花見」花見の宴で、小藤次と大奥の上臈との酒の吞み比べに、一斗、こんなにも、人間が、飲めるのだろうか?と、心配の方がはやる。 そして、目覚めた後にも、未だ酒を口し、酔いがあるだろうに、道場破りの輩を一瞬のうちに退治してしまう。 怪物であると、思ってしまいそう。 まだまだ、小藤次の活躍が、気になるシリーズである。
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以前から1斗の酒を一気に飲むことに違和感を覚えていたが、上様との面会などどんどん話が大きくなる。道場破りのタイ捨流大蔵内とは勝負を避ける手立てを読売屋の空蔵が考え出すと期待していたがならなかった。
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