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終の盟約
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終の盟約

楡周平(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2020/02/05
JAN 9784087716955

終の盟約

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商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

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2024/10/27

ある晩、内科医の輝彦は、妻・慶子の絶叫で跳ね起きた。父の久が慶子の入浴を覗いていたというのだ。久の部屋へ行くと、妻に似た裸婦と男女の性交が描かれたカンバスで埋め尽くされていた。久が認知症だと確信した輝彦は、久が残した事前指示書「認知症になったら専門の病院に入院させる。延命治療の類...

ある晩、内科医の輝彦は、妻・慶子の絶叫で跳ね起きた。父の久が慶子の入浴を覗いていたというのだ。久の部屋へ行くと、妻に似た裸婦と男女の性交が描かれたカンバスで埋め尽くされていた。久が認知症だと確信した輝彦は、久が残した事前指示書「認知症になったら専門の病院に入院させる。延命治療の類も一切拒否する」に従い、父の旧友が経営する病院に入院させることに。弁護士をしている弟の真也にも、事前指示書の存在を伝えた。父の長い介護生活を覚悟した輝彦だったが、ほどなくして久は突然死する。死因は心不全。しかし、あまりに急な久の死に、疑惑を抱く者もいて――。 ☆3つけてるけど3.5をつけたい 認知症、安楽死、尊厳死、介護を盛り込んだストーリー 興味津々で読み進めたけど ラストがちょっと残念な終わり方だなぁという印象を受けた 今は亡き義父母が施設に入っていました 義母は特養に 認知症だった義父はグループホームに… 2人とも長い期間待つことなく入れたのだけど 家で介護するのはとても難しいと思います 出来ることなら 家で介護する方が本人にとっては良いと思いますが… 長生きなんてしたくない 自分のことが出来なくなってまで生きたいとは思えない その思いは義父母を見ていて更に強くなりました けれど、奥さんの事も子供の事も全くわからなくなってた義父でしたが それもまた義父には変わりないんだよなぁと思ったりした それよりもまだそんなに認知が進んでいない義母の方が 本人としてはしんどかっただろうなと思いました 若い人達の難病の医療の発達はもっと進めて欲しいと思うけど 高齢者が増え続けると困るのは結局若い人達だと思う 日本ではなかなか進まない問題だと思うけど 出来れば自分の人生の最期は納得したい

Posted by ブクログ

2024/09/07

 まことさんの本棚から、読んでみたいと思った作品…ありがとうございました。楡周平さんの作品は、初めて手にしました!分厚い作品なので…一瞬図書館から借りるのを躊躇してしまったくらいですが、読めてよかったと思ってます。認知症と安楽死、尊厳死がテーマであるこの作品…読み応えありました。...

 まことさんの本棚から、読んでみたいと思った作品…ありがとうございました。楡周平さんの作品は、初めて手にしました!分厚い作品なので…一瞬図書館から借りるのを躊躇してしまったくらいですが、読めてよかったと思ってます。認知症と安楽死、尊厳死がテーマであるこの作品…読み応えありました。  藤枝家は医師で父の久と、久のクリニックを医師として継いだ輝彦、その妻である慶子の3人で暮らしていましたが、久に認知症の症状が…。久の残した事前指示書により、専門の病院に入院したが、その後まもなく死去する。 藤枝家の次男真也は弁護士、妻の昭恵は夫が人権派弁護士としてお金にならない仕事をしていることに不満を抱いている…。双方の家族とも、久の介護問題が長引かずに済んでホッとしていたのだが…その死因に疑問を持つようになり…。  医師のような名誉のある職についていたこともあるんでしょうね…自分が認知症になったら安楽死を望むって…。でも、医師であっても認知症であることをリークする方もいます。元脳外科医であっても元認知症専門医であっても…自分が自分でわからなくなる恐怖というのは、本当に怖いものだと予想できます。今は、レカネマブという認知症治療薬もあるけれど、なかなかハードルが高いんですよね…。  認知症と安楽死、尊厳死がテーマだけれど、次男の真也の嫁である昭恵がお金に執着する様子が読んでて引きました。事前指示書…今後ますます大事になってきますよね!もう、したためておかないと…ですかね。

Posted by ブクログ

2024/05/19

はまだかよこさんの本棚からです。 はまだかよこさんありがとうございます! 内科医の藤枝輝彦、55歳の父の久も内科医で82歳です。 父は嫁である輝夫の妻の慶子の風呂を覗くという行為をして認知症が発覚します。 久は元気な時、事前承諾書を書いており「延命治療は拒否する。苦痛を和ら...

はまだかよこさんの本棚からです。 はまだかよこさんありがとうございます! 内科医の藤枝輝彦、55歳の父の久も内科医で82歳です。 父は嫁である輝夫の妻の慶子の風呂を覗くという行為をして認知症が発覚します。 久は元気な時、事前承諾書を書いており「延命治療は拒否する。苦痛を和らげる治療だけして、もし認知症になった場合は在宅介護はするな。指定した施設に入れろ」というものでした。 そして、父は施設に入り、あっけなく心不全で亡くなります。 輝彦は内心ほっとして、莫大な遺産を弟の真也と半分ずつ分けます。 真也は弁護士ですが、妻の昭恵も働いており息子の文也は年収が少なく苦労しています。 昭恵がたまたま、看護師の友人と会ったとき、その話になり、看護師の友人はやはり認知症で同じ病院に入院して、すぐに心不全で亡くなった大学教授のことを思い出し「おかしい、これは嘱託殺人ではないか」といいだしますが…。 私の家族も認知症なのでこれは、膝を乗り出して読まざるを得なかったです。 この本にはガンは寿命のわかるやさしい病気と出てきますが、認知症は介護が大変で、いつ介護が終わるかわからない非常につらい病気だと出てきます。 また、介護にかかる費用も尋常ではないようなことが書かれています。 これは小説なのでどこまで本当かわかりませんが、怖くなりました。 また最後は自分も認知症になるかもしれないのだという不安も沸いてきました。 家の家族は、まだ検査をしたり、ケアマネージャーや市役所の方が認定に訪問してくれたばかりで、どうなるのかわかりませんが、非常に恐怖感を煽られました。

Posted by ブクログ

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