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ヴィルヘルム・ハマスホイ沈黙の絵画 コロナ・ブックス220
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2020/01/26 |
JAN | 9784582635195 |
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ヴィルヘルム・ハマスホイ沈黙の絵画
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
メランコリックで静謐でモノクロームな色調。好きな世界観。ハマスホイといえば後ろ姿の人物描写。表情が全く分からないから、いろいろと想像できる。
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ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864.5.15~1916.2.13) デンマークの画家。 北欧のフェルメールと言われているそうだが、フェルメールより好き。 コロナが猛威をふるい始めた頃、上野の東京都美術館で「ハマスホイとデンマーク絵画展」(2020.1.21~3.26)が開催されて...
ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864.5.15~1916.2.13) デンマークの画家。 北欧のフェルメールと言われているそうだが、フェルメールより好き。 コロナが猛威をふるい始めた頃、上野の東京都美術館で「ハマスホイとデンマーク絵画展」(2020.1.21~3.26)が開催されていた。 行こうかな、危ないかな…そう思っている間に開催が中断されてしまった。 今でもめちゃくちゃ悔しい。 ぐたぐた悩んでないで、万全の感染対策で挑めば良かった~! 後ろ姿や横向きの人物ばかり描いている画家と言えば、お分かりになる方も多いのではないか。 正面を向いていたとしても、そのモデルの目はこちらを見ていない。 本書で知ったが、15歳でコペンハーゲン王立美術アカデミーに入学を許可された、早熟の画家だ。 初めは理解されなかったし、アカデミー卒業後も古典主義的なアカデミーと、フランス式の前衛的な自由研究学校との間に激しい論争を呼んだ。 それほどハマスホイ独自の画風が早くから完成されていたってことだよね。 新しいものは、驚きと共に拒絶も生んで、大抵排除の動きが現れるものだ。 それでもハマスホイは諦めない。 同様に拒絶された画家たちと共に"落選展"を組織する 笑 強いなー、自分の才能を信じていたのだろうな。 そして歯科医のアルフレズ・ブラムスンが彼を見付ける。 パトロンだ。 彼はコレクターに留まらず、後にハマスホイの伝記まで著したとのこと。 私が富豪だったとしても買い集めたと思う 笑 ライバルだな、アルフレズ君。 私は見るのが好きなだけで、絵画を本格的に学んだこともないが、 ハマスホイの絵からはいつも、"佇まい"を感じる。 人物を描いても、そのモデルが背を向けていようと、こちらを向いていようと、そして風景や建物を描いても。 人の居ない部屋を描いても、だ。 (全作品のうち三分の一が室内画なのだとか。) 例えば人の居ない部屋。 "誰かが入って来そう"なのではなく、"さっきまで誰かがそこにいた"ように感じる。 この余韻のようなものは何だろう。 輪郭がぼんやりしているからか? 北欧のフェルメールと言われるように、陰影のもたらす効果か? ホイッスラーの影響をもろに受けた(というか、ほぼフィーチャー)、『画家の母、フレゼレゲ・ハマスホイ』でさえ、ホイッスラーの絵とは印象がかなり違う。 そこに母親は横向きで腰掛けているが、余白の空気の方を感じてしまう。 同じくフェルメールの影響であろう『手紙を読むイーダ』(フェルメールの『手紙を読む青衣の女性』と対か?ってくらい)も同様。 開いた扉、ぼんやりとした輪郭、ほぼモノトーンの世界。 どちらも、その人の持つ雰囲気とか、匂いとか、部屋の空気や静けさを、誰よりも感じる。 ハマスホイの作品はカラフルではなく、ほぼ同系色で描かれる。 それがまた余計に、静けさの余韻を生む。 風景画も、誰もおらず静かだ。 閉ざされていて、決して見るものを寄せ付けず、ある意味不穏だ。 (『ロンドン、モンタギュー・ストリート』と『ライラの風景』の実物が見たい。) でも私は、ここにさえ人の残した気配を感じてしまう。 どんな気分の時に眺めても気持ちが凪いで、私は私に帰る事ができるような気がする。 (もしかしたら見る方によっては、霊的なものを感じて怖いと思うかもしれない。) 本書を監修・執筆された佐藤直樹さんは"室内画に漂うメランコリックな雰囲気"と表現している。 31ページのT・マーティン・ウッド(って誰?笑)の言葉が印象的だ。 「ハマスホイは詩人である。 消え去った存在が、空っぽの室内に残す余韻を 私たちに感じさせるのだ。」 68ページのハマスホイが弟に宛てた手紙の文章。 「昨日、偶然、町でこのハガキ(ハマスホイ自身が描いた聖堂の絵葉書)を見つけた。これで、お前がこの聖堂のイメージを知ることができるだろう。 そうでなければ、僕はこの聖堂を絵ハガキで見るのはあまり好きではないのだが。僕はこの聖堂は逃れていると思う。」 きゃ~なになに? 言ってる意味が分からなくて素敵。笑 自分の好きな作家や画家が意味不明なこと言ってると、とても惹かれて深掘りしたくなる 笑笑 本書の最終ページにはハマスホイのパレットの写真が載っていて感慨深い。 さて。 10月2日まで国立新美術館ではテート美術館展が開催されている。 フライヤーによるとハマスホイの『室内』が来日しているようだ。 行きたい!行きたい!行きたい! 間に合うかなぁ。。。 ↑ 先日うっかり休館日に乃木坂へ行ってしまった人。 ↑ ここの休館日が火曜だってこと、忘れてたの(涙)
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気になる画家です、ハマスホイ。 とても興味深く読みました。 でも、どうなんやろ? 私は図書館で借りたから、いいのですが、 これ2,000円は高くないか? 2,000円あれば、この人のポスターが何かを 一枚飾って、毎日眺めていたほうがイイ。 まあ、その価格設定できるくらいに、 今き...
気になる画家です、ハマスホイ。 とても興味深く読みました。 でも、どうなんやろ? 私は図書館で借りたから、いいのですが、 これ2,000円は高くないか? 2,000円あれば、この人のポスターが何かを 一枚飾って、毎日眺めていたほうがイイ。 まあ、その価格設定できるくらいに、 今きている画家、という事かもしれませんね。
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