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魔法も奇跡もない、この退屈な世界で 電撃文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/02/07 |
JAN | 9784049129526 |
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魔法も奇跡もない、この退屈な世界で
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商品レビュー
2
2件のお客様レビュー
話しに謎は残っているけど1冊で止まりました。この1冊でもまあ楽しめます。キーツという相手の殺意を読む能力者の力を借りて無力なヒロインが絶体絶命の場面から逃れようとする所はかなり面白かった。 ヒロインの21世紀から来たヒロコちゃんちょっとうるさい。 同じく犯罪者とバディを組む『リベ...
話しに謎は残っているけど1冊で止まりました。この1冊でもまあ楽しめます。キーツという相手の殺意を読む能力者の力を借りて無力なヒロインが絶体絶命の場面から逃れようとする所はかなり面白かった。 ヒロインの21世紀から来たヒロコちゃんちょっとうるさい。 同じく犯罪者とバディを組む『リベンジャーズ·ハイ』とは緊迫感に雲泥の差がある。もちろんヒロコちゃんの方が下、自己陶酔した比喩表現に金切り声のラブコメに校正してんのと思わせる不整合のストーリーなので"クライムバトルファンタジー"というなんじゃそれ?の宣伝文句は本作品にピッタリでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ライトノベルレーベルから出てるラノベを読むのは、本当に久し振りだった。4月頃に、電撃のキャンペーンに当選してもらって以来放置してたけど、ようやく読んだ。 結論から言うとあんま好きじゃなかった。一応触れてみた上で、異世界転生とかチートとかは肌に合わないな、と思っているので、そうじゃないラノベなら楽しく読めるかな、と思っていたんだけど。 比喩なんかの言い回しが「そうはいわんでしょ」という感じで、格好良さを優先したんだろうけど、良い悪いというより好みではない感じ。 あとは、固有名詞が登場してからそれに対する説明が行われるまで間隔が広く、もやもやした気持ちを抱えながら読み進めることになるということ、また誰が発言したのかが分かりにくい箇所が少なくないという感想を抱いた。端的に言って読みにくい。三人称でありながら、一応主人公の視点で物語が進むという一般的な視点を取っていると思うが、にも関わらず主観視点が流動的なのも個人的には読みづらかった。 結局《灯台》を用いてどう利益を上げるつもりだったのか、というのが今一つ分からなかったんだけども、普通に建設に噛むことそれ自体が結構な儲けを生み出していた、ってことなんだろうか。大きな原動力になっていた、葬王については最後まで描かれないし、若干納得が行かないというか、肩透かし感が残る。 キャラクターのやりとりも、ステレオタイプをなぞっている感じがして、あまり楽しめなかった。一匹狼はこういう物言いするし、丁寧な少年はこうだし、胸の小さなヒロインはこういう反応するよなあ、みたいな。もう少しパーソナリティに踏み込んだら主人公の態度にも説得力が生まれたかも知れないけど、ぶっきらぼうキャラに設定したから、乱暴な物言いをしているように見えた。ヒロイン(というか読者の立場に近いキャラクター)が人殺しを嫌う展開は少なくないけど、そこに明確な理由があったのは良かった。 犯罪がエンターテイメントになっている、と冒頭で謳っていたので、そういう方向性を期待したらそうでもなかった。もう少しそっちに寄っていると新しい視点で面白かったのかな、と思った。
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