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秘境旅行 角川ソフィア文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2020/01/23 |
| JAN | 9784044004958 |

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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
多様な日本の秘境や民族行事が描かれたこの紀行文集は、著者が10年間にわたって全国各地を巡り、撮影した貴重な記録です。昭和30年代の風景や人々の生活が鮮やかに表現されており、特にオロッコ族の春を呼ぶ祭りや離島の暮らしは、現代では失われつつある文化の一端を垣間見ることができます。著者は、秘境を単なる地理的な場所ではなく、そこに宿る人々のエネルギーや生活の中に見出しており、その視点が印象的です。写真と共に綴られる文章も味わい深く、当時の日本の姿を知る手助けとなります。これにより、読者は過去の日本の豊かな文化遺産に触れることができ、時代の変化に思いを馳せるきっかけを得られるでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
民族写真家として高名な芳賀さんが日本各地の秘境を訪れ撮影した写真集。"秘境"とあるが、それは地点としての秘境ではなく(もはや日本にはそんなところはなくなってしまったとの述懐)、「ある日、ある時俄然群衆の中にエネルギーが燃え上ると一変する小世界」という光景とし...
民族写真家として高名な芳賀さんが日本各地の秘境を訪れ撮影した写真集。"秘境"とあるが、それは地点としての秘境ではなく(もはや日本にはそんなところはなくなってしまったとの述懐)、「ある日、ある時俄然群衆の中にエネルギーが燃え上ると一変する小世界」という光景としての秘境。 多少の知識があったのは、ノサップと恐山の二つくらい。日本各地の祭りや人々の生活が描かれいずれも興味深かったが、中でも「オロッコ族を訪ねて」は印象深い。彼らの「春を呼ぶ祭」が見たくて、オロッコ(ギリヤークの人を含む)の住む網走に行き祭りを見せてもらう。ソ連では神様を拝むことができない、生活に適応できないということで、戦後北海道に移住してきたのだが、著者は数も少ない彼らはいずれ日本の中で埋もれ消滅していくのだろうと考える。アイヌですらほとんど無視されていた時代のことであるし、如何ともし難いとは言え、これを読んで何とも切なく哀しくなってしまった。 著者は国境の町、岬の漁村、離島、山岳地帯など日本の各地を訪れ、土地の人たちとふれ合い、その暮らしや祭りなどの民族行事を調査し写真を残してくれた訳だが、本書でまとめられているそれらは昭和30年代の風景。農村や漁村といった生活共同体が縮小し、親族関係もだいぶ変貌した60年近く経過している現在、当時のエネルギーは残っているのだろうか、そんなことを思った。
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秘境旅行」なんて少し大げさなタイトルです。作者自身も前書きに書いているように「今や日本には秘境などなくなってしまった」とある。昭和三十年代にはもはや秘境ではないが、秘境の匂いが少し残ってる地域の紀行文となる。 北海道のノサップから沖縄の久高島まで各地の生活や文化が紹介される。 ...
秘境旅行」なんて少し大げさなタイトルです。作者自身も前書きに書いているように「今や日本には秘境などなくなってしまった」とある。昭和三十年代にはもはや秘境ではないが、秘境の匂いが少し残ってる地域の紀行文となる。 北海道のノサップから沖縄の久高島まで各地の生活や文化が紹介される。 網走に住むオロッコ族の祭り。大和民族に統合される前にアイヌとの戦いに敗れたオロッコ族やモヨロ族、ギリヤークなどのオホーツクの民族がいたらしく、その生き残りを訪ねる。ただもはや彼らはそのことを隠し、大和に溶け込もうとしている。ソ連から逃げてきた人たちもいる。今はもう誰も残っていないんだろうか。 長崎五島の隠れキリシタンが大本教に宗旨替えしていく話も興味深い。五島は一時毎年のように仕事で行っていたことがあるが、隠れキリシタンという仕組みの限界とその受け皿にキリスト教がなれなかった話までは知らなかった。 例えば自分が子供の頃、絣のもんぺ履いてほっかむりした農家のおばちゃんが野菜をたくさん入れた大きな籠を背負って電車に乗って来て、住宅地の家を廻って売っていた。私の家にも千葉から来るおばちゃんがよく立ち寄っていて母も新鮮だからと言って買っていた。写真を見ながら、あの人たちもこの時代の人たちだったのかなと思ったりする。 時代は移っていくものなので、昭和三十年代は戦前の風物詩を懐かしがっていたのだろうし、戦前にはその前の文化や風習を失われていくと嘆いたのだろうし。今後は文章と写真だけでなく動画も残っていくのでしょうね。
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20240813030 昭和30年代の日本の光景としての秘境を写し、伝える。今はない風景、風土はいつも私の旅心を奮い立たせる。
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