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利根川・隅田川 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2020/01/21 |
| JAN | 9784122068254 |
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利根川・隅田川
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利根川・隅田川
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
第三の新人の書く川についての本という点に惹かれて手に取った。福原麟太郎の「治水」を思い出す。庄野や佐伯の敬愛した随筆。この本でも利根川をいかにして治めようとしてきたかは各章で様々に語られている。ほんとうは東京湾に流れていた利根川を、徳川家が無理やり銚子の方へと流れを変えた。そんな...
第三の新人の書く川についての本という点に惹かれて手に取った。福原麟太郎の「治水」を思い出す。庄野や佐伯の敬愛した随筆。この本でも利根川をいかにして治めようとしてきたかは各章で様々に語られている。ほんとうは東京湾に流れていた利根川を、徳川家が無理やり銚子の方へと流れを変えた。そんなことを知れてよかった。また、特に興味深く読んだのは前半部の山間部の上流から前橋の平野にかけての文章。前橋と利根川の関わりは深い。自分の記憶をより重層的にしてくれるような心地よさがあった。
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東京オリンピックの翌年(1965年)に執筆された利根川紀行。文章は軽快だが、浮ついたところのないルポルタージュ。トリビアもたくさんあり、いま読んでも少しも古びていない。(なお、隅田川はほんのオマケ。) 冒頭、小型双発機のエアロ・コマンダーに搭乗し、高度800メートルで、犬吠崎近く...
東京オリンピックの翌年(1965年)に執筆された利根川紀行。文章は軽快だが、浮ついたところのないルポルタージュ。トリビアもたくさんあり、いま読んでも少しも古びていない。(なお、隅田川はほんのオマケ。) 冒頭、小型双発機のエアロ・コマンダーに搭乗し、高度800メートルで、犬吠崎近くの河口から利根川の源流を目指す。これがいい。 利根川とその支流・渡良瀬川の治水や利水(ダムや水路造り、干拓)の歴史が詳しい。とくに沼田、関宿、足尾には多くのページが割かれている。関宿については、「何のヘンテツもない町」で「見るべきものは何にもない」、さらには「その何もないのには、拍子ヌケする気力もないぐらいだ」とまで書きながら、解説が16ページ続くのが可笑しい。 地図や写真がないのがなんとも残念。
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『利根川』は、「第三の新人」の文士が著した紀行文…に見せかけた本格・治水・ルポルタージュ。 ダムについて、堤防について、遊水地について、鉱毒について。時には古典籍を引き、小船に乗り、役人に話を聞きに行き、現地の百姓を訪ねる。綿密な取材に、村上春樹が絶賛してやまないらしい名文家(た...
『利根川』は、「第三の新人」の文士が著した紀行文…に見せかけた本格・治水・ルポルタージュ。 ダムについて、堤防について、遊水地について、鉱毒について。時には古典籍を引き、小船に乗り、役人に話を聞きに行き、現地の百姓を訪ねる。綿密な取材に、村上春樹が絶賛してやまないらしい名文家(たしかに、文章に調べがあるのだ。格調高さととっつきやすさが両立しているのだ)の文章が乗っかるのだから、つまらなかったとなるわけがない。特に、地理に興味がある人なら尚更に。 『隅田川』は、ルポ<エッセイ の趣き。味わい深し。
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