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村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝 岩波現代文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2020/01/18 |
| JAN | 9784006023164 |

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村に火をつけ、白痴になれ
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商品レビュー
3.6
28件のお客様レビュー
題名からにして堅苦しい文章かと思いきや 著者である栗原さんの軽やかでユーモアがある文章が野枝の心情を的確に描いていたと思いました。 野枝の社会に対する不満や願いは100年後の令和を生きる私たちと重なる部分が沢山ありました。 一人の女性が自由に自分らしく生きようとした人生。 年...
題名からにして堅苦しい文章かと思いきや 著者である栗原さんの軽やかでユーモアがある文章が野枝の心情を的確に描いていたと思いました。 野枝の社会に対する不満や願いは100年後の令和を生きる私たちと重なる部分が沢山ありました。 一人の女性が自由に自分らしく生きようとした人生。 年代性別関係なく一度は読んで欲しい本です。
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野枝のたたりじゃあ!で始まるこの評伝、文体に独特のリズムがあり、大変読みやすく面白かった。 伊藤野枝は今でも地元でタブー扱いされているとあったが、逆にいえば、それくらいまだ存在が生きていると言えるのではなかろうか。寺から埋葬を拒絶された伊藤野枝のために親兄弟が墓石として持って来...
野枝のたたりじゃあ!で始まるこの評伝、文体に独特のリズムがあり、大変読みやすく面白かった。 伊藤野枝は今でも地元でタブー扱いされているとあったが、逆にいえば、それくらいまだ存在が生きていると言えるのではなかろうか。寺から埋葬を拒絶された伊藤野枝のために親兄弟が墓石として持って来たという大きくて重そうな石の写真。これをみながらしみじみそう思った。関東大震災直後の亡くなり方もあまりに悲惨だったから本当に怨霊が残っていて、祟りがあってもおかしくない。生前さんざん陰口を叩いたであろう近隣住民が「野枝の祟り」を恐るあたり村社会も感じる。アナーキズムにそれほど関心がないので、この墓石にまつわる話が個人的に1番面白かった。 そもそも自分なんかはダダイスト辻潤が好きだったので、伊藤野枝についても、その奥さんとしてなんとなく知っていた程度だった。読めば読むほど破天荒な女性という感想だ。言葉からも写真からも根性の座り具合と生命力を感じる。逆に辻潤の厚みが増した。 常々ホモソーシャルにおいての男同士の関係性にも興味があるから、大杉栄が辻潤の翻訳した本を伊藤野枝が翻訳したものだと思い込んで彼女にぞっこんになるくだりは間接同性愛として面白く読めた。やっぱり、男くさい男はミソジニーがあるので、女よりも男に好意を抱きやすいのだなと。ホモソーシャルな男性にとって理想の女は「頭が男、体は女」なのだろう。その後の交際に発展しても大杉栄が伊藤野枝に違和感を感じなかったあたり、九州で生まれ育った伊藤野枝自身にも男くささがあったのかもしれない。 あと、100年前の『青鞜』で、現代でも論争の的であるセックスワーカー論争が100年前の雑誌で同じような展開をしていたことにも驚いた。 だだ、伊藤野枝は現代のセックスワーク肯定論者と同じようなことを言っていて個人的にまったく賛成できなかった。著者による「野枝の大勝利」解説もセックスワークに追い込まれづらい男性ならではの感覚にしか思えない。買い手の視点しかないから買われる者の恐怖感や屈辱感がルビンの壺のように見えなくなる。だいたいセックスワークを肯定する学者で、性暴力のトラウマの再現などでなく、純粋に仕事としてやってみた人間がどれほどいるのか。たぶんゼロだ。男性にも同性愛者向けのセックスワークは腐るほどあるものの、その本質が人身売買であり屈辱でしかないと感覚的に分かっているから皆やらない。 それでも100年前に伊藤野枝が編集長として女性同士が自由に意見を交わし合う場を作ったのは素晴らしい。タブーに挑戦する意気がなければできないことだ。結婚に対する意見も、明確に言語化してくれてスカッとした。 あとは、戦前の「活動家」たちの活動ぶりも驚いた。読んでいて右翼とアナーキズムの差が分からなくなり、金の無心をする伊藤野枝と大杉栄に杉山茂丸が嫌味を言う場面でああそうかやっぱり違うのかと思ったくらいだ。大阪のおばちゃんたちが米屋を占拠したという米騒動など自分も見物したかった。戦前の日本人はパワーがあった。ただ男が女を躊躇なく殴ったり蹴ったりしていて野蛮さも感じた。平均寿命が今よりずっと短かったので、社会全体が若かったからだろうか。今では女を殴る男はカス扱いだから100年分の文明進歩はあるよなぁとは思った。 歳をとるとアナーキズムは若者の妄想に思える。ここに書いてある伊藤野枝にしろ大杉栄にしろ、個人の単発なパワーばかりで視野が狭いように感じる。戦前のアナーキストや社会主義活動家による労働者の権利運動はもちろん必要だったし、有効だったからこそ日本が社会資本主義と言われるような、世界でも珍しい成功例になったのだろうと思うが、無政府の無組織でそれ以降どうやって人間を動かすつもりなんだ、国の運営はサークル活動じゃないぞと凡人としては思ってしまう。 みんな考えていることは違うし飽きるのも早い。ものすごく流されやすい。それに結局皆自分が1番可愛いし、いつまでも元気ではいられない。心も体も歳を取る。その辺の認識がナイーブに感じる。鉄の掟で「人間牧畜」しようという方がまだ人間性に対する信頼のなさと身も蓋もなさに現実味がある。 伊藤野枝も80の婆様になってたら、火をつけて白痴になったところで足腰は弱るし歯は抜けるし周りはどんどんあの世にゆくしとかなっていたんではなかろうか?あるいは、もっと過激で元気な婆様として世間を賑わせていたのだろうか。本当に有能な若者が殺されるのはあってはならないことだと思う。どれほど無念だったろう。やはり祟り神になってもおかしくないのではなかろうか。あの墓石はそのうち心霊スポットめぐりを趣味にしている人たちにも目をつけられるのでは、、、 なんてことを読みながらつらつら考えた。面白い本だった。
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災害のごとく女性の解放を説くアナキスト伊藤野枝の生涯。この女史自身もすごく印象的なので、「生まれるのが早すぎた」感が否めないのだが、この本が面白かったのはこの文章を男性が書いたということ。 私と同い年くらいの女性が書いていると思っていたので、途中で男性だと気づき「ん?んんん?」と...
災害のごとく女性の解放を説くアナキスト伊藤野枝の生涯。この女史自身もすごく印象的なので、「生まれるのが早すぎた」感が否めないのだが、この本が面白かったのはこの文章を男性が書いたということ。 私と同い年くらいの女性が書いていると思っていたので、途中で男性だと気づき「ん?んんん?」となりました。ぜひご一読を。
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