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BIG NINE 巨大ハイテク企業とAIが支配する人類の未来
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2020/01/15 |
JAN | 9784334962371 |
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
AIといえば、SF映画で人間が支配される未知の脅威として描かれることがしばしばある一方で、既に私達の日常に溶け込んでいます。本書は、そんなAIの現在・未来を知りたい人にとって興味深い一冊です。 AIの発展が私たちの社会にどのような影響を与えるのか、そしてそれを牽引する「ビッグナイン」と呼ばれる巨大ハイテク企業の役割について深く掘り下げられています。エイミー・ウェブは未来学者としての鋭い視点を活かし、AI技術が抱える課題と可能性、そしてその未来について綿密な分析を行っています。 本書で取り上げられる「ビッグナイン」とは、米国の6社(Google、Amazon、Apple、Facebook、Microsoft、IBM)と、中国の3社(Baidu、Alibaba、Tencent)を指します。これらの企業がAI技術の開発と普及を主導した未来を示しています。 楽観的シナリオ •AIが人類に利益をもたらす方向に発展し、技術が持続可能な方法で活用される。 •企業と政府が協力して倫理的なAIの発展を目指す。 悲観的シナリオ •巨大企業が利益優先でAIを推進し、社会的不平等が拡大。 •国家がAIを監視や軍事利用に活用し、プライバシーや自由が侵害される。 現実的シナリオ •アメリカは企業主導、中国は国家主導でAIを開発し、競争が激化する。 •短期的な利益や地政学的な動機が優先され、倫理的な問題が放置される。 著者は特に、技術開発が企業の利益や国家の競争に偏りすぎており、私たちがAIの未来を制御できなくなる可能性があると警鐘を鳴らします。 1. AI技術の光と影 AIは効率化や利便性をもたらす一方で、プライバシーの侵害、倫理的な問題、さらには人類の管理や監視の道具として悪用されるリスクを孕んでいます。著者は、これらの問題がいかにして技術者や企業の手に委ねられているのかを詳細に解説しています。 2. 米中対立の視点 米国の企業が個人の利益を重視する一方、中国の企業は国家の利益に直結しているという対比が鮮やかに描かれています。この二極化した状況が、AI技術の未来を複雑化させている点が印象的です。 3. 私たちへの問いかけ 著者は、AIの未来は「技術者や企業だけでなく、私たち全員の関与が必要だ」と強調します。政府や市民社会がどう関与すべきかについての提言も具体的で、読者に行動を促す力強いメッセージが込められています。 AIが単なる技術の進化にとどまらず、私たちの生活や価値観、社会構造にどのように影響を及ぼすのかを深く考えさせられます。エイミー・ウェブの洞察は非常に鋭く、特にAI技術の「開発者の意図」と「社会への影響」のギャップを描いた部分には説得力があります。 一方で、やや専門的な内容や未来予測の抽象性から、読み手にとって難解に感じられる部分もあるかもしれません。 本書は、2020年発行で、現状とは以下のような違いが見られます。 •生成AIの急速な普及とその影響は予測以上に大きい。 •規制や多国間協力の進展により、完全な悲観的シナリオには至っていない。 •一方で、倫理的課題や社会的不平等の拡大など、課題も多く残されています。 現状は『BIG NINE』で示された現実的シナリオに近い形で進行していますが、今後の規制や技術発展の方向性次第では、楽観的シナリオに移行する可能性もありそうです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者のSXSWでの発表が面白くて手に取った本。生成AIの登場前にこれだけAIがもたらす脅威について予測できたのがすごい!G-MAFIAにゆだねて国家としての戦略を持たないアメリカと、国を上げて開発に突き進む中国の一騎打ちの構造は今でもあまり変わっていない。前者は短期的な利益回収のためにデータのバイアスや倫理的配慮は二の次、後者は生産開発のプロセスでちょいちょい手を抜く。ANI →AGI→ASIと進化する中で彼らのプロダクトが今後どんな影響を及ぼすのか…ディストピアな未来しか見えない。
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AIの将来については、なるほどそれなりに考えられたストーリーが示されるが、そのベースにアメリカのリベラルエリートの浅薄な価値観が充満していて、どうにも鼻白む。ページのどこを開いても多様性の大切さが強調されているにもかかわらず、将来の楽観シナリオでは遺伝子マッチング出産が嬉々として...
AIの将来については、なるほどそれなりに考えられたストーリーが示されるが、そのベースにアメリカのリベラルエリートの浅薄な価値観が充満していて、どうにも鼻白む。ページのどこを開いても多様性の大切さが強調されているにもかかわらず、将来の楽観シナリオでは遺伝子マッチング出産が嬉々として語られる。 啓蒙思想2.0を読んだばかりなので特にそう感じるのかもしれないが、著者の主張するような理性の勝利によるAI制御などはとても起こりそうに無いシナリオだろう。哲学や倫理を重視するなら、もう少し深みのある議論が読みたかった。
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