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人間水域 祥伝社文庫
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人間水域 祥伝社文庫

松本清張(著者)

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人間水域 祥伝社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2020/01/10
JAN 9784396345969

人間水域

¥330

商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2025/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

松本清張らしい作品ではあるんだけど、私の好みとは少し違ったかな。 もっと久井ふみ子なり、滝村可寿子が悪女ならおもしろかったけど、どちらも似たような中途半端なタイプなんだよね。 悪女が他人を蹴落として時に殺人を犯してというのが良かったな。 いっその事、森沢由利子が悪女で頂点に立つ話でもよかったか。 あれこれ自分好みの妄想が止まらない 笑 それにしても長村平太郎は気持ち悪い。 久井ふみ子もどうせ全てを失うのなら、長村平太郎を警察に突き出して、市沢庸亮を今の立場から引きずり落としてやればいいのに。 うーん、なんだかスカッとしない。

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2022/01/23

 1961(昭和36)年、清張52歳辺りの長編。  従来の国内「探偵小説」の怪奇趣味を排し客観的でクールな世界を作り出した松本清張の推理小説は、自分にはどこか物足りないように思えて、ミステリではないサスペンス小説らしいということで、本書を選んだ。  題材は清張得意の美術界に置かれ...

 1961(昭和36)年、清張52歳辺りの長編。  従来の国内「探偵小説」の怪奇趣味を排し客観的でクールな世界を作り出した松本清張の推理小説は、自分にはどこか物足りないように思えて、ミステリではないサスペンス小説らしいということで、本書を選んだ。  題材は清張得意の美術界に置かれており、前衛的な水墨画の界隈において、美貌と相まってマスコミやパトロンの力を利用して華やかな脚光を浴びる2人の女性画家を中心とする。  実際には、犯罪的な事件が起きるのはずっと終わり近くの方で、その前までは緊迫するほどのプロットではないのだが、それでもぐいぐいと読ませてゆく清張の筆致はさすがである。  芥川賞を受賞した彼の文体は,その気になればかなり文学的な表現に傾くことも出来たはずだが、エンタメ系の作品を量産するにつけ、むしろ人物同士の会話によってどんどん話を進め、地の文においてたまに文学的な表現が出現してハッとさせるスタイルだ。  清張は人間の欲望(主に金銭欲・出世欲・愛欲)とそれが行き着く破滅とを好んで描き続けたが、人物の欲望とか打算を描写していてもそれはあくまでも冷徹な客観描写であり、普通の共感作用を一切拒んでいるため、人間心理のなまなましさ、息づかいは感じさせない。そこが清張小説に不満のある面もある。この作家が登場人物を全く愛さず常に突き放す様は、エミール・ゾラ以上の残酷な視線を顕している。  共感を禁じられた欲望の描写は直ちに記号的なものとなって、プロットの線形に取り込まれてゆく。だから人間たちは、ここでは宿命論的な「プロット作用」のコンポジションに支配され、そのためだけに存在し、その体温を決して伝えてこない。このようなどこか空虚な人間観が、松本清張文学の本質なのであろう。それは1950年代から70年代にかけての、日本社会の人間性の潮流に潜んだ空虚さであったかもしれない。  本作は「前衛芸術」の興隆と衰退という文化論的なテーマにも触れていて、それが面白かった。  

Posted by ブクログ

2021/06/08

見目麗しいからといって得な事ばかりあるわけではなく、悪いことをすればきちんとバチが当たるという当たり前のことが書かれていてスッキリ 松本清張さんは、悪い女描くのが上手いなあと思います。

Posted by ブクログ