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俺の歯の話
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2019/12/27 |
| JAN | 9784560097380 |
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俺の歯の話
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
工場の警備員から口八丁手八丁で競売人になり、アメリカからメキシコへ凱旋帰国したハイウェイ。だが、自分の歯を出品したオークションで生き別れの息子と再会してから運命が狂い始める。現代美術館を周囲で働く人びとの生活と結びつけるという狙いで書かれた成り上がりと破滅の物語。 ベラベラと...
工場の警備員から口八丁手八丁で競売人になり、アメリカからメキシコへ凱旋帰国したハイウェイ。だが、自分の歯を出品したオークションで生き別れの息子と再会してから運命が狂い始める。現代美術館を周囲で働く人びとの生活と結びつけるという狙いで書かれた成り上がりと破滅の物語。 ベラベラと饒舌な一人称であっという間に警備員から競売人へと転生する冒頭はかなり好きで、いきなりマリリン・モンローの歯を移植するという展開には驚いたし笑った。カタログ小説が好きだから、物語によってモノに付加価値をつけていくオークションの場面も楽しかったんだけど、読み終えてみると結局マリリンの歯移植が奇想の頂点だった。修辞学を学んだ競売人の弁舌を喰らえ!と息巻いたわりには発想が飛んでいかない。でも、美術に関心を持たない人びとに訴える物語を書こうとして競売人の自己陶酔にスポットを当てたのは面白かったと思う。言葉がカネに変わる仕事という点では作家にも近しい。 ついに自分自身までオークションにかけてしまったハイウェイが生き別れの息子に競り落とされるところまでは面白かったんだけど、この息子が全然面白いことをしないんだよな。全部計画通りだったと言うわりには、クズ親父への復讐が中途半端すぎる。 解放されたハイウェイは作家志望の若者を引っかけて息子に盗まれた品々を盗み返しに行く。ここでもう一度〈俺の歯の話〉が語り直されるのだけど、それは第二章で語られたような、著名作家をおちょくったユーモラスな話ではなくなっている。みんな精神がやられてしまった人の物語に変わり、語り口も破綻していることでハイウェイの精神状態の変化がわかるという仕掛けはよいが、肝心の中身はあんまり面白くない。 そして最後はハイウェイの話を口述筆記してこの本を書いたという若者(作家)からネタばらしされ、全部息子の計画だったと明かされるのだが、ここがひっかかる。ハイウェイがどうしようもないおじさんで、大言壮語によって自分を騙し騙し生きている人だということは彼のマシンガントークから十分に伝わってくるし、復讐されるだけの行いをしているのも事実。ただ、こっちは読むうちにこのどうしようもないハイウェイおじちゃんに愛着が湧いているので、読者には姿も見せない、特段復讐者として優れてもいない陰湿なだけの息子が勝ちました、チャンチャン、と言われても「そうですか」としか思えないんだよね。 この物語は元々現代美術館の企画展に合わせて、美術館の周囲で働いている労働者と現代アートのあいだの断絶を埋めようという狙いのもと書かれたものらしいんだけど、作中で唯一でてくる現代アートは四方の壁に巨大なピエロの映像を投影したインスタレーションで、これは安っぽいデスゲームものみたいで全然魅力的ではなかった。一番興味深かったのはハイウェイが住んでる(という設定の)ディズニーランドみたいな家の写真と、その周囲の通りの名前が「ニューヨーク」とか「ニュー・オーリンズ」とかで、ミニアメリカみたいになっていたこと。 英訳者が作ったという巻末の年譜は愛に溢れていて素晴らしく、ハイウェイという(架空の)個人史と世界の文化史を同一視するこの年譜が一番現代アート的なんじゃないかと思った。フォーチュンクッキーのページなど遊び心ある装幀も可愛い。
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一般人も歯が命 ってな事で、バレリア・ルイセリ、松本健二訳の『俺の歯の話』 年に数回、自分には合わない訳分からない本との格闘がある。 じゃが一度読み出したらよっぽどの事がない限り投げ出さないわし。 途中から面白くなるはずと我慢と油汗流しながら読んだけど、ビッグウェーブは訪...
一般人も歯が命 ってな事で、バレリア・ルイセリ、松本健二訳の『俺の歯の話』 年に数回、自分には合わない訳分からない本との格闘がある。 じゃが一度読み出したらよっぽどの事がない限り投げ出さないわし。 途中から面白くなるはずと我慢と油汗流しながら読んだけど、ビッグウェーブは訪れなかった…… 人生色々有るから、読書も色々あって良いはずなので自らを苦行の修行として、我慢して読破してます。 まあ、歯をテーマとして壮大な話になるのは凄かったかなっと あとがき付近を最初に読むと逆に面白さが増してたかもしれんね。 やっぱり海外の作家さんは中々難しいね(笑) 2020年22冊目
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構成も展開も面白かったんだけど、個人的に、一方的に話すうるさいおじさんが嫌いなので…イライラしてしまいました
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