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皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下) 新潮文庫

塩野七生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/12/25
JAN 9784101181493

皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)

¥330

商品レビュー

4.5

26件のお客様レビュー

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2024/04/28

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下巻 文庫版 著:塩野 七生 新潮文庫 し 12 103 「玉座に座った最初の近代人」 第6次十字軍で、聖地エルサレムを無血開城し、イスラムと融和、武力を使わなかった叡智の人 強大なローマ教会勢力から、封建領主を保護して、封建制度を維持しつつも、法...

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下巻 文庫版 著:塩野 七生 新潮文庫 し 12 103 「玉座に座った最初の近代人」 第6次十字軍で、聖地エルサレムを無血開城し、イスラムと融和、武力を使わなかった叡智の人 強大なローマ教会勢力から、封建領主を保護して、封建制度を維持しつつも、法治国家をめざした人 イスラム世界から、文化を取り入れ、ラテン語、イタリア語に翻訳して、ルネサンスへの道を拓いた人 下巻は、13世紀の政治状況の分析から、第2次ロンバルディア戦役後のローマ法王との確執と、その死、その後まで 城壁をめぐらせた都市を攻める場合の不利は、守る側は屋根の下で眠れるのに、攻める側にはそれが許させれないこともあった。眠るだけでなく、あらゆることを野外でしなければならない これは特筆すべき価値があると思うのは、皇帝の愛人になった女の実家が、その理由だけで利益を得るようになる事態もまったく起こらなかったことである トクになるわけでないのだから、わざわざ皇帝に娘を差し出す理由もないのだった フリードリッヒという男は、愛人たちのめんどうを最後までみただけでなく、愛人たちから生まれた子たちのめんどうも徹底してみる男であったということだ 女にとって最も重要な存在は、何であろうと自分が生んだ子である その子の将来を徹底して配慮してくれる男に対して、嫌がらせをしたいと思う女がいるだろうか アリストレテス主義:証明できなということは、存在しないということにはならない だからこそ、実験を積み重ねることによって真実を追求していく努力が重要になってくるのである 第6次十字軍が無血十字軍と呼ばれたのも、軍勢は率いていながらそれは使わないで、外交だけで目標に達したからである 皇帝フリードリッヒが目指したのは、法に基づいての秩序ある平和な国家の建設である 首尾一貫する生き方で通してきた人には、死んでもやれないこと、というのがあった ある考えで通してきた以上、その考えに反することをやっては首尾一貫ではなくなるからである 反対に、「筋」を通すことなどは考えもしないで生きてきた人は、「筋」に反することでも簡単にできるのだ 中世ヨーロッパを震撼させて法王と皇帝の抗争は、「カノッサの屈辱」からはじまってフリードリッヒで正面からの激突となり、「アヴィニョンの捕囚」にまで及ぶことになる 皇帝フリードリッヒ2世は、中世の特質であった封建制度を全廃し、君主制国家に一変しようとしたのではない 封建領主たちの形は残しながら、その内実は変えようとしたのである 「誓い」とは「信義」であり、誓いを守ることは信義を貫くこと、と考えられてきたのである 目次 第7章 すべては大帝コンスタンティヌスから始まる 第8章 激突再開 第9章 その後 年表 参考文献 図版出典一覧 ISBN:9784101181493 出版社:新潮社 判型:文庫 ページ数:472ページ 定価:950円(本体) 発売日:2020年01月01日 上巻 目次 第1章 幼少時代 第2章 十七歳にして起つ 第3章 皇帝として 第4章 無血十字軍 第5章 もはやきっぱりと、法治国家へ 第6章 「フリードリッヒによる平和」

Posted by ブクログ

2023/12/06

フリードリッヒ二世の生涯をテーマにしてるのに十字軍を上巻で終わらせて下巻どうするんだろうと心配したが、下巻のほうが面白かった。

Posted by ブクログ

2023/09/06

2020/1 読了 読んでいた当時、トランプ大統領がイラン軍司令官を殺害する命令を出し、アメリカとイランの緊張が高まった。この21世紀の無様をみて、800年前に「異教徒を殺せ」と十字軍を企画し、イスラムとの共生を考えもしなかった、ローマカトリック教会を愚かだと現代の我々は嗤えるの...

2020/1 読了 読んでいた当時、トランプ大統領がイラン軍司令官を殺害する命令を出し、アメリカとイランの緊張が高まった。この21世紀の無様をみて、800年前に「異教徒を殺せ」と十字軍を企画し、イスラムとの共生を考えもしなかった、ローマカトリック教会を愚かだと現代の我々は嗤えるのだろうか?

Posted by ブクログ

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