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震災風俗嬢 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2019/12/19 |
| JAN | 9784087440607 |
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震災風俗嬢
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震災風俗嬢
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商品レビュー
2.9
10件のお客様レビュー
本書は筆者自身が「3.11」における被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した一冊です。筆者のインタビューを受けていた女性たちは、男たちの言葉にならない思いを全身全霊で受け止めていたことがよく分かりました。 東北地方をはじめとして日本各地に甚大な被害をもたらした「3.11」こと...
本書は筆者自身が「3.11」における被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した一冊です。筆者のインタビューを受けていた女性たちは、男たちの言葉にならない思いを全身全霊で受け止めていたことがよく分かりました。 東北地方をはじめとして日本各地に甚大な被害をもたらした「3.11」こと東日本大震災。僕も「その日」のことは現在でも明確に覚えていて、震災当時は駅前の書店にいたのですが、その時は 「いや、それにしても長い揺れだったなぁ。」 ぐらいのことしか考えていなかったのですが、避難場所に指定されていた高台の施設へと行き、そこに居合わせた友人の家族たちと落ち合い、そこに設置されているテレビの災害情報を見ながら、 「果してこれは現実か…?」 と呆けてしまったことも、昨日のことのようです。 その後、海上保安庁が撮影した津波の様子を見ていて、黒い塊となった津波が怒涛の如く市街地などへと押し寄せ、すべてのものをなぎ倒して言った後に「引き波」でもって一切を海の彼方へと連れ去っていく様子の壮絶さに息を呑んだり、「3.11」や「福島第1原子力発電所の深刻な事故」をテーマにしたノンフィクション、石井公太氏の『遺体: 震災、津波の果てに (新潮文庫)』(新潮社)や門田隆将氏の『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)』(KADOKAWA)などを読んでいく中で、改めて「3.11」が未曾有の天災であったことを思うのでした。 本書を読んだのはそれから5年の歳月が流れた2016年のことであり、山と詰まれた瓦礫はなくなりつつあるものの、まだまだ更地となった旧市街地が残っていることをマスメディアによる報道がなされたことでありました。 本書の内容は筆者自身が「3.11」における被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した一冊です。筆者のインタビューを受けていた女性達は男たちの言葉にならない思いを、全身で受け止めていたことがよく分かりました。 そこには一週間後に営業を再開させた風俗店があった、という衝撃的な話に始まり、本書に登場する女性の一人であるチャコさん(仮名)が相手にした客のほとんどが、地震と津波の被害に遭っていたとのことで、彼女に曰く、 「そんな場合じゃないことは、本人もわかっていたと思いますよ。ただ、その人は『どうしていいかわからない。人肌に触れないと正気でいられない』って話してました」 とのことでした。 そのときに思ったことはかつて読んだ直木賞作家、なかにし礼の自伝的小説『赤い月(岩波現代文庫) 』(岩波書店)の下巻で、主人公の波子たち家族が日本へと引き上げていく船の船室のあちこちで男女が重なって蠢いているシーンや、第二次太戦中、ソ連とナチス・ドイツのベルリンをめぐる最終決戦の最中、ソ連兵から逃れて相当地下壕へと逃げてきた女性たちが、そこにいる男たちと情事にふけっていたなどの証言があることから、洋の東西を問わず、危機的状況に陥ったときの人間のとる行動にはある種の「共通項」があるのかなと、不謹慎ながらそのようなことを考えておりました。 ともかく、本書に登場する女性達の生々しい言葉をすくい上げ、こうして一冊にまとめた筆者の渾身の仕事には敬意を表したいと思いますし、語られていることは恐らく、滅多に表には出ない話なのかもしれませんが、「なまなまと」覚えておきたいことばかりでした。 ※追記 本書は2019年12月19日、集英社より『震災風俗嬢 (集英社文庫)』として文庫化されました。
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災害が起きたとき、避難所が作られる。 避難所は安心な場所であり、性犯罪も起きやすい危険な場所でもあると聞いたことがある。 その犯罪を起きにくくするための風俗嬢たちの話かと、読む前は勘違いしてました。 著者本人も葛藤する場面があったけれど、震災と風俗嬢を絡めて取材する必要があ...
災害が起きたとき、避難所が作られる。 避難所は安心な場所であり、性犯罪も起きやすい危険な場所でもあると聞いたことがある。 その犯罪を起きにくくするための風俗嬢たちの話かと、読む前は勘違いしてました。 著者本人も葛藤する場面があったけれど、震災と風俗嬢を絡めて取材する必要があったかなと、読み進めるほど強く思った。 被災者、風俗嬢で切り離しても充分に取材ができたのではないかなと思う。 同著者の『風俗嬢の事情』が面白かっただけに、少し残念な内容でした。
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東日本大震災によって家や家族を失いながらも、いち早く躰を売る仕事に復帰した風俗嬢たちを取材したルポルタージュ。 震災発生直後に現地入りし、時間が経って世間の震災への関心が薄れてもなお、「表」の取材をでっち上げてまで彼女らのその後を追った著者の労力には頭が下がる。 そう前置きした...
東日本大震災によって家や家族を失いながらも、いち早く躰を売る仕事に復帰した風俗嬢たちを取材したルポルタージュ。 震災発生直後に現地入りし、時間が経って世間の震災への関心が薄れてもなお、「表」の取材をでっち上げてまで彼女らのその後を追った著者の労力には頭が下がる。 そう前置きした上で率直な感想を言ってしまえば、コンセプトの衝撃を越えてくるものはなかった。 「なぜ、震災があったのに風俗嬢を続けるのか」という問いに対する彼女たちの答えは良くも悪くもリアルで、客に「癒し」を提供することでかえって自分が活力をもらったと語る者もいれば、単純におカネが必要で震災以前と変わらず働いている者も。 それが面白くないと文句をつけるのはお門違いだろう。ただ、この本のタイトルや作品紹介を見た時に想像しうることよりも興味深いことが書いてありはしなかった。 また、ぼく自身こういう言い方をすることに抵抗がないわけではないが、「撮れ高」のない章もそれなりにある。その理由は明確で、インタビューに答えてくれる風俗嬢を1人見つけては記事にして、の繰り返しでボツという概念がないためだろう。この本に関していえば、取材の機会が極端に限られているため仕方のないことだろう。著者を非難する意図は一切ない。ただ、いち読者として、ノンフィクションで面白い本を書くのは難しいんだなとは思った。
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