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女たちのシベリア抑留
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2019/12/13 |
JAN | 9784163911434 |
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女たちのシベリア抑留
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
17世紀帝政ロシアの時代のシベリア流刑から続くソ連の収容所群島。安価な囚人労働と捕虜の抑留・労働によるロシアの国土開発。1929年からスターリンが死んだ1953年の間に、収容所に送られた人々は1800万人に上る。北海道の半分をくれとトルーマンに言って断られたスターリンは違法である抑留50万を要求。昭和20年8月9日未明、不可侵条約を破棄してソ連軍160万が満州などに侵攻。日本人抑留者70万人。その中に看護婦、交換手、タイピスト、スパイ容疑などで数百人から千人の女性が。酷寒、病魔、飢えと戦いながら・・・。
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「戦争は女の顔をしていない」を読んだ後のこの1冊。ロシアも日本も女性の戦争参加は戦後語られないという共通点は、つまり「戦争」という行為の、ダーティな状態がいかに万国共通かということを暗に表しているように思う。 日赤の看護師さんや軍で働いていた女性達の収容所での苦労は、専門職である...
「戦争は女の顔をしていない」を読んだ後のこの1冊。ロシアも日本も女性の戦争参加は戦後語られないという共通点は、つまり「戦争」という行為の、ダーティな状態がいかに万国共通かということを暗に表しているように思う。 日赤の看護師さんや軍で働いていた女性達の収容所での苦労は、専門職であることもあり、もしかしたら男性捕虜よりもまだマシだったのかもとも思うが、最後の章に書かれた娼婦として満州にわたり、その後革命を志す若者を支援し捕まり収容所送りになったムラカミさんの話はツラい。
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終戦後、日赤と陸軍の看護婦たちは、陸軍の部隊と行動を共にし、シベリアへと送られる。 彼女たちは、厳しい労働の中でどうやって明日への活力を生み出していたのか… 自分の意志などあってないようなものだろう。 ただ毎日生きることをそれだけを願っていたのだろうか… 死んでいく者… 女...
終戦後、日赤と陸軍の看護婦たちは、陸軍の部隊と行動を共にし、シベリアへと送られる。 彼女たちは、厳しい労働の中でどうやって明日への活力を生み出していたのか… 自分の意志などあってないようなものだろう。 ただ毎日生きることをそれだけを願っていたのだろうか… 死んでいく者… 女囚となり帰国しない者、できない者… 真実はどうだったのか⁇ 帰国しても自らのことを語らない者もいるだろう。 語れない者もいるだろう。 今はもう誰も真実はわからないのでは…。
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