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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2019/12/12 |
JAN | 9784396345891 |
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商品レビュー
4.4
45件のお客様レビュー
ドイツ、ソ連によるポーランドの侵略は、世界史の授業で単語だけは聞いていても、その中身は全く知らなかった。ドイツ国内だけでない悲惨なユダヤ人迫害、ポーランド人の迫害があったのだとこの小説で初めて知った。
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ポーランド分割、ユダヤ人ゲットー、アウシュビッツ、赤軍のワルシャワ解放など、歴史的事実としてだけ知っていたできごとの、現地の人から見た内実を日本人大使館員の目から追体験させられた。平原で地続きのポーランドがどれだけすみやかに占領されてしまい、ドイツの大戦初期の電撃戦がいかにあざや...
ポーランド分割、ユダヤ人ゲットー、アウシュビッツ、赤軍のワルシャワ解放など、歴史的事実としてだけ知っていたできごとの、現地の人から見た内実を日本人大使館員の目から追体験させられた。平原で地続きのポーランドがどれだけすみやかに占領されてしまい、ドイツの大戦初期の電撃戦がいかにあざやかだったのか(ポーランド空軍が出撃すらかなわぬまま、空軍基地が一日で撃滅される)。チャーチル登場前のイギリスの弱腰がなぜあんなに馬鹿にされたのか(ドイツに宣戦布告しておきながら、やったことはベルリン上空からのビラまきだけ!)。ワルシャワ蜂起がいかに絶望的な状況で行われ、赤軍に放置されたのか。ユダヤ人の民族浄化ばかりがクローズアップされる中で、第二次世界大戦中、人口比で最大の死者数となったポーランドの戦禍がいかにひどかったかをリアルに感じさせられた。 https://honkawa2.sakura.ne.jp/5227c.html この作品はフィクションだが、当時の日本が枢軸国側に立ちつつも、その諜報活動において、ポーランド側と協力関係にあったことは事実で、大使館の活動に関しては基本的には事実に立脚しているようだ。 杉原千畝などの名前がぽつぽつ出てくるのもとてもリアルだった。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%8E%9F%E5%8D%83%E7%95%9D 主人公の、大戦前のポーランドのシベリア孤児とのつながりが、ラストまでつながっていく、「バタフライ・イフェクト」のような運命的流れには、説得力を感じた。エピローグも余韻を残す、良い終わりだと思う。
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NHK ラジオドラマの青春アドベンチャーで放送した本書を読了。 本書を読むまで、ポーランドの事は何も知らなかった。 「ゲットーの壁」「ゲットー蜂起」「カティンの森」「ワルシャワ 蜂起」 本書を読んでいて、これらの単語は、どこかで聞いたことがあるような、ないような? ぐらいの感じだ...
NHK ラジオドラマの青春アドベンチャーで放送した本書を読了。 本書を読むまで、ポーランドの事は何も知らなかった。 「ゲットーの壁」「ゲットー蜂起」「カティンの森」「ワルシャワ 蜂起」 本書を読んでいて、これらの単語は、どこかで聞いたことがあるような、ないような? ぐらいの感じだった。 「革命のエチュード」も知らなかったので、YouTubeで聞いたら、聞いた事がある曲だった。これらの単語をネットで検索して、大変、勉強になった。 以下、主人公の棚倉慎が、ポーランドに来て感じたこと。 『国を愛する心は、上から 植え付けられるものでは断じてない。 まして、他国や他の民族への憎悪を糧に培われるものであってはならない。 人が持つ あらゆる善き感情 と同じように、思いやることから始まるのだ。そして、信頼と尊敬で、培われていくものなのだ』 とあるが、そうは思わない人々もいる。世界に戦争は絶えない。 本書を読んで、深く考えさせられる内容だった。
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