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ゼロ・アワー 徳間文庫
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ゼロ・アワー 徳間文庫

中山可穂(著者)

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ゼロ・アワー 徳間文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2019/12/06
JAN 9784198945213

ゼロ・アワー

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商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2020/11/07

多分、著者初読み。 プロの暗殺者による一家殺人事件から、物語が始まる。 暗殺者「ハムレット」は「キング・リア」の依頼により、アルゼンチン三世の一家殺人事件を実行するが、長女だけがバレエの合宿で留守にしていた。 その長女も仕留めるつもりだったが、一家の飼っていた猫との格闘で長女を仕...

多分、著者初読み。 プロの暗殺者による一家殺人事件から、物語が始まる。 暗殺者「ハムレット」は「キング・リア」の依頼により、アルゼンチン三世の一家殺人事件を実行するが、長女だけがバレエの合宿で留守にしていた。 その長女も仕留めるつもりだったが、一家の飼っていた猫との格闘で長女を仕留める前に、一家殺人事件が明るみになってしまう。 序盤はハムレットの猫の物語かと思うが、その後の展開はジェットコースター小説で、終盤まで一気読み。 生き残った長女のヒロミは、祖父に引き取られ、ブエノスアイレスで成人になるが、成人になったヒロミは同時に優秀な暗殺者となっていた。 アルゼンチンに移住した4世の日本人の翻弄された人生と、タンゴ、シェイクスピア、そして暗殺者同士の駆け引き。 たくさんの要素が詰め込まれているが、どれもきちんと絡み合っていて、最後まで息つく暇がないくらい面白かった。

Posted by ブクログ

2019/12/20

中山可穂『ゼロ・アワー』徳間文庫。 読み出したら止まらない一気読み必須のノワール小説。冒頭でタンゴを好む何とも奇妙な殺し屋が登場し、これはどうかと思ったのだが…… 冒頭に登場する殺し屋のハムレットは非常にも裕福な夫婦と5歳の男の子を殺害する。たまたま合宿中で生き残った10歳の...

中山可穂『ゼロ・アワー』徳間文庫。 読み出したら止まらない一気読み必須のノワール小説。冒頭でタンゴを好む何とも奇妙な殺し屋が登場し、これはどうかと思ったのだが…… 冒頭に登場する殺し屋のハムレットは非常にも裕福な夫婦と5歳の男の子を殺害する。たまたま合宿中で生き残った10歳の少女、広海はブエノスアイレスに住む唯一の肉親である日系二世の祖父に引き取られる。 それから10年、復讐を果たすために広海は殺人技術を身に付け、ハムレットと同じ組織に身を投じ、ロミオと名乗る美貌の殺し屋となる。熱く激しいタンゴのリズムと復讐に復讐を重ねる血にまみれた記憶…… 掘り出し物の傑作。 続編も準備されているようだ。 本体価格740円 ★★★★★

Posted by ブクログ