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ゲームの王国(上) ハヤカワ文庫JA
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ゲームの王国(上) ハヤカワ文庫JA

小川哲(著者)

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ゲームの王国(上) ハヤカワ文庫JA

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2019/12/04
JAN 9784150314057

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ゲームの王国(上)

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商品レビュー

4.3

62件のお客様レビュー

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2024/10/30

小川哲さん「ゲームの王国」上巻 自分にとって初読みの作家さん。 直木賞受賞作「地図と拳」と山本周五郎賞受賞作「ゲームの王国」。どっちを読もうか迷ってまず此方の作品から読んでみることに。 作品の感想は下巻を読み終えてからにしたいので下巻の方に書きたいと思う。 自分がカンボジアの歴...

小川哲さん「ゲームの王国」上巻 自分にとって初読みの作家さん。 直木賞受賞作「地図と拳」と山本周五郎賞受賞作「ゲームの王国」。どっちを読もうか迷ってまず此方の作品から読んでみることに。 作品の感想は下巻を読み終えてからにしたいので下巻の方に書きたいと思う。 自分がカンボジアの歴史に疎かったため、スマホで検索し史学の知識を入れながらの読書になっている。そのため読むスピードがなかなか上がらないまま上巻読了に至ってしまった。 史実をベースに描かれている作品なので下巻でもしっかりと調べながら読み進めたいと思っている。 ただ作品は登場人物達がかなりフランクに描かれているため重苦しさはそこまで感じない。登場人物が凄く多い作品で、更に死んでしまう人物も多いのでしっかりと読んでいかないと把握しにくい。 上巻読了時ではタイトルの「ゲームの王国」とは何なのか?全体的に物語が漠然としすぎているが下巻で筋が見え明らかになっていく事なのだろう。 そして主人公の2人、ソリアとムイタックの関係も見所だ。どういう展開が用意されているのか楽しんで読んでいきたいと思う。

Posted by ブクログ

2024/09/29

「地図と拳」で直木賞を受賞した小川哲さんのデビュー2作目の長編小説の上巻。地図と拳がしばらく図書館からまわってくる気配がないため、代わりにと読み始めた本書。無我夢中で読むとはこのこと。久しぶりに没頭してしまうくらい面白かった。 本書上巻は、1956年〜1978年のカンボジアが舞...

「地図と拳」で直木賞を受賞した小川哲さんのデビュー2作目の長編小説の上巻。地図と拳がしばらく図書館からまわってくる気配がないため、代わりにと読み始めた本書。無我夢中で読むとはこのこと。久しぶりに没頭してしまうくらい面白かった。 本書上巻は、1956年〜1978年のカンボジアが舞台。SFという触れ込みだったはずだが、歴史小説さながら。共産主義の革命軍クメール・ルージュやポル・ポトが、カンボジアに地獄をもたらしていた時代。その時代に生まれた、論理とゲーム攻略の天才少年ムイタックと、ポル・ポトの血を引きながらも彼が作った現政権を倒しゲームのルールごと作り変えようと政治家を目指す少女ソリヤ。この二人が主人公。 この上巻では、主人公たちが生まれ育ち、大変な政治的混乱のなか、それぞれがサバイブし、そのなかでそれぞれの大切な人たちを政府に奪われてゆく様子が描かれている。酷い。カンボジアの歴史はなんとなくしか知らなかったから、調べながら読んだ。こんな酷かったなんで。知識人は殺され、革命軍に反抗する人は殺され、やがては疑心暗鬼になった政府に、なんでもなくても殺される。まさに大量虐殺。殺されなかったとしても、ひどい待遇での強制労働のせいで、飢えや病気で死ぬ人が続出した。史実では、170万人もの人が亡くなったらしい。 カンボジアではある世代以上の人があまりいないと聞いたことがある。物語の中でも、重要そうな登場人物たちでさえ、あっけなく死んでいく。のどかな農村の村人たちがかつて送っていた生活との対比がエグい。農村ののどかさや人の死や村人の不思議なチカラは、少しだけ、最近読んだ「百年の孤独」を彷彿とする(そちらはジェノサイドはないのだが)。 でもこちらはリアルな歴史で、たったの50〜70年前のことなのだ。現役の世代の人達が、今も生きている。今の50代以上のカンボジア人は、家族や友人などのごく親しい人達を、理不尽に亡くすという経験をしているということだ。この小説を読んでいなかったらそれを実感できなかったな。たまにこんな感じで小説は、自分の無知や想像力の不足を補ってくれる。読んでよかった。 まあとはいえ、この本の最大の魅力は歴史的知識を得られるところではない。隅から隅までずっとストーリーテリングが最高に面白い。この物語はどう終焉していくのだ? 大切な人を目の前で次々と殺され、自分にも危機が及んでいる瞬間。主人公の脳裏に平和な時代の何気ない日々の記憶がよぎるシーンが印象的だった: (引用、p.443) 「(省略)頭に浮かぶのはそんなガラクタばかりだ。なんの意味もない。だが、自分が忘れてしまえば、世界にそういった瞬間が存在していたという事実は、永久に消え去ってしまうのだ。 (中略)前進するということは、遠くの光を見つけることではない。どれだけ前進しても、暗闇の向こうに光が見えることはない。前進するということは、暗闇の向こうに何かがあることを知ることだ。何か自分の知らない空間がある。それを知る。 そしてそれがすべてだ。」 ここで生まれた強い気持ちが、下巻でどのような展開を生むのか。下巻が楽しみ。

Posted by ブクログ

2024/09/01

文庫化されたことでとあるし『百年の孤独』に再チャレンジしようか、と思わされました。「泥」のあたりは、かなりそれに近いように思いましたが、記憶はあやふやです。先に下巻を読みますが

Posted by ブクログ

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