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流れは、いつか海へと ハヤカワ・ミステリ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2019/12/04 |
JAN | 9784150019501 |
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流れは、いつか海へと
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商品レビュー
3.4
21件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初のウォルター・モズリイ。 結構な作品数があるにも関わらず、翻訳された数は少ない&ほぼ絶版。そのためこの作品以外で名前を聞いたことがありませんでした。 これぞニューヨークの私立探偵物、と言って良い作品だと思う。地道に、こつこつと関係者を回り、真相へと辿り着く。たまに攫われたり、たまに非合法なことをしたり。 話の筋は二つ。過去に身に覚えのない犯罪で収監され全てを失った主人公ジョーに、あれは用意周到な罠だったことを伝える手紙が届く。同じくして、刑事殺しで捕まっている政治活動家の無実を晴らしてほしいとの依頼が。自身の過去と対峙しながら、調べれば調べるほどきな臭い刑事殺し。題名のとおり、この二つの流れが、いつ合流して海となるか、ワクワクさせられた。 娘のエイジア(めちゃくちゃ良い子!)、元娼婦のエフィー、そして何より重犯罪者の相棒メルカルトが本当に魅力的。この3人に好かれているジョーは何者なんだと笑 ただ、登場人物があまりにも多いので、登場人物表をもう少し充実して欲しかった。結構、読み返しが多かった。その点だけは残念。 シリーズ物じゃなくても良いので、もう少し翻訳されれば嬉しい作者さんでした。
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どうしようもなく頑固で不器用な男が、どんどん自分を追い詰めて、自分でしんどくなっていく「カッコいい」物語。 原尞さんが薦めているのだから、読まないわけにはいかないでしょう。
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2019年度エドガー賞最優秀長篇賞に輝いたハードボイルド探偵小説。ハニートラップに嵌り、警察を追われた主人公(現私立探偵)が自身の濡れ衣を晴らすべく奔走する本筋に、黒人活動家の冤罪事件の調査依頼が絡み合う錯綜したプロット(お家芸的)だが、最後は上手い具合に着地する。何より厄介なの...
2019年度エドガー賞最優秀長篇賞に輝いたハードボイルド探偵小説。ハニートラップに嵌り、警察を追われた主人公(現私立探偵)が自身の濡れ衣を晴らすべく奔走する本筋に、黒人活動家の冤罪事件の調査依頼が絡み合う錯綜したプロット(お家芸的)だが、最後は上手い具合に着地する。何より厄介なのは登場人物が多過ぎる上に、その内数名が偽名を用いているという白目を剥きそうな煩雑さ。ハードボイルドにおける所謂【ご都合主義的展開】に関して採点が甘めになる私にとっては、些か不満に思う部分はあれど、最後まで存分に楽しめる作品でした。
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