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どこか、安心できる場所で 新しいイタリアの文学
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どこか、安心できる場所で 新しいイタリアの文学

アンソロジー(著者), パオロ・コニェッティ(著者), ヴァレリア・パッレッラ(著者), アスカニオ・チェレスティーニ(著者), リザ・ギンズブルグ(著者), キアラ・ヴァレリオ(著者), アントニオ・モレスコ(著者), ヴィオラ・ディ・グラード(著者), フランチェスカ・マンフレーディ(著者), ジョルジョ・フォンターナ(著者), ダリオ・ヴォルトリーニ(著者), ミケーレ・マーリ(著者), イジャーバ・シェーゴ(著者), ヘレナ・ヤネチェク(著者), 関口英子(編者), 橋本勝雄(編者), アンドレア・ラオス(編者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2019/11/24
JAN 9784336065391

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商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2024/07/01

【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29394077

Posted by ブクログ

2024/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

21世紀イタリアの文学を紹介するというコンセプトで、様々な作家の短編が収められているアンソロジー。パオロ・コニェッティ目当てで読んだんだけど、やっぱりコニェッティの「雨の季節」が一番面白かった。離婚寸前の両親の間で宙ぶらりんの少年、そして宙ぶらりんの時間をやり過ごすための山へのバカンス、コニェッティお得意の山男との出会い。お互い寂しさを抱えた山男と少年はシンパシーを感じていたのに、あっという間に断絶と別れがやってきて、後悔の鈍い痛みがずっとずっと尾を引いていく。コニェッティは、この寄る辺なさと後悔の余韻を書くのが恐ろしくうまいと思う。別れと余韻が短編でより凝縮された形で味わえて良かった。

Posted by ブクログ

2022/09/06

日本で有名すぎるエーコー等は20世紀の作家・・以降の若手は紹介されていないイタリア文学界。コニエッティ他と見出しに有るように、彼だけは単独で探鉱翻訳モノが出ている。アンソロジーにも2編掲載されている。 13人の作家による15の短編集・・21世紀テイスト。 序文を書いている小野さん...

日本で有名すぎるエーコー等は20世紀の作家・・以降の若手は紹介されていないイタリア文学界。コニエッティ他と見出しに有るように、彼だけは単独で探鉱翻訳モノが出ている。アンソロジーにも2編掲載されている。 13人の作家による15の短編集・・21世紀テイスト。 序文を書いている小野さんの照会内容が余りにも的確で素晴らしいのでそれを先に読まないように!(私は読んでしまったけど、秀逸) 21世紀のイタリア・・分断とは言わないけれど、長靴の形の国の景色人種、宗教、思想は様々・・世界的な傾向であるものの、移民問題が色濃く、経済的格差、性的立場の複雑化、ステップファミリー、アイデンティティー問題等々今を感じさせる。 第2集がでたらきっとポストコロナのイタリアの情景が現れてくるのだろう。 思想的にラジカルな感じのもあったり、内奥への掘り下げが概念的過ぎてやや苦手な空気感もありぃで、さすが欧州イタリア文学によるアンソロジーだと感心極まる。一人ひとりの個性がくっきり、邪魔をせず、いいメロディーを高らかに歌い上げている。

Posted by ブクログ

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