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池上彰の世界の見方 イギリスとEU 揺れる連合王国
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2019/11/28 |
JAN | 9784093887335 |
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池上彰の世界の見方 イギリスとEU
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
池上彰さんの本は、世界のあらゆる物事を単純化して、分かりやすく理解しやすいように解釈して、私たちに教えてくれる。そのため、偏った情報もあるように感じるし、そんな単純じゃないだろうと思うこともあるし、池上さんが教えてくれる世界だけが全てではないと思うけれど、幅広くて圧倒的な知識量で...
池上彰さんの本は、世界のあらゆる物事を単純化して、分かりやすく理解しやすいように解釈して、私たちに教えてくれる。そのため、偏った情報もあるように感じるし、そんな単純じゃないだろうと思うこともあるし、池上さんが教えてくれる世界だけが全てではないと思うけれど、幅広くて圧倒的な知識量で新しい文化や考え方、世界の情勢を教えてくれるので、いつも発見があり、とても貴重だし、ありがたいし、ついつい読み漁ってしまう。 2019年に出版された本なので、世界情勢を知るには少し情報としては古いのだが、勉強になることがたくさん書かれていた。EU離脱に至った背景と課題、イギリスのスパイ組織、日本がお手本にした立憲君主制と2大政党制、イギリスの教育とリーダーの育て方等、世界がイギリスをお手本にして、かつて世界の中心だったイギリスの姿を始めてしっかりと感じられた気がした。そもそも私はイギリスの国土の範囲をきちんと理解できていなかった。 イギリスの教育とリーダーの育て方には特に関心を持った。日本にもお手本にすべきことがたくさんあるのではないかと思うので、もう少し勉強しようと思った。 選挙の投票率についても、日本よりもイギリスの投票率が何倍も高いのに衝撃を受けた。ブレイディみかこさんの本を読んでも思ったけれど、学生のうちからリーダー教育や政治へのアンテナのはり方も含めて、教育の仕組みが日本とイギリスでは全然違うのだと思ったし、個人的には日本はもっと外国の教育の仕組みを取り入れるべきだと思う。 本書の中でほとんど取り上げられなくて少し残念だったのは、イギリスは文学や演劇、音楽など文化的にも世界で最も発展している国の一つだということ。文化を育む素地についてはもう少し詳しく知りたかったなと思った。 EU離脱で揉めている最中に出版された本だったので、EU離脱の内容が過多な印象だった。
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・イギリスの正式名称がわからないくらいの無知が読んでもイギリスの成り立ちからEU離脱の経緯までわかるように書いてあるのがありがたい本。 ・イングランドにウェールズ、スコットランド、北アイルランドが併合されて、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国となっている。 ・イギリスがE...
・イギリスの正式名称がわからないくらいの無知が読んでもイギリスの成り立ちからEU離脱の経緯までわかるように書いてあるのがありがたい本。 ・イングランドにウェールズ、スコットランド、北アイルランドが併合されて、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国となっている。 ・イギリスがEUに加盟して、移民が増える。移民によってイギリス人の給料が上がらないこと、イギリスは医療費無料なので移民にとってはありがたいが、イギリス人にとっては税負担増などがありEU離脱賛成派がいる。 高齢者ら離脱賛成が多い、若者はEU圏内で留学しやすいように離脱反対が多い。 ・イギリスがEU離脱することの一番の問題は、アイルランドとの国境問題。 イギリスもアイルランドもEUに入っていれば国境はないので自由に往来可能だが、イギリスが脱退してしまうと国境線が復活。警備のための警察や軍が配備されると再び紛争の危機が起こるのではと懸念されている。 ・イギリスは二大政党制。 労働党…労働者中心の貧困層、大きな政府。 保守党…中間層以上の裕福層、小さな政府。 近年ははっきりとした方針の違いが見られない、EU離脱問題でも内部で意見が分かれ、政党同士の意見のぶつかり合いは見られなかった。
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英国のことは比較的知っているつもりでしたが、だんだんと記憶が不明確になっていたので、ちょうど良い復習になりました。階級社会をこんなもの、と受け止めていること。ヘンリー8世の歴史へのインパクトなど。日本は現実的には核兵器を持てない、なるほど。
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